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  • ネイチャーの「日本の研究力失速」記事と研究開発費9千億円上積みニュース - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 久しぶりのブログ更新です。 この1か月で学術関係で2つのニュースがテレビや新聞で報道されましたね。一つは、英科学誌ネイチャー・インデックスによる「日の研究力失速」の記事ですね。(英文記事のリンクも貼っておきます。) この記事については報道機関のコメントや社説、あるいはウェブ上でも意見がいろいろと交わされました。ただ、ネーチャー・インデックスが国立大学の運営費交付金の削減を要因の一つに挙げている点については批判的なコメントが多く、一例を挙げれば日経バイオテクonlineの「日の科学研究の失速を運営費交付金のせいだけにしてよいのか」という記事など、多数あります。 運営費交付金削減の影響については、今まで僕が相当なデータで分析し根拠をお示ししてきたつもりなのですが、一般の方々になかな

    ネイチャーの「日本の研究力失速」記事と研究開発費9千億円上積みニュース - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2017/04/28
  • 応用物理学会にて「日本の大学の研究競争力はなぜ弱くなったのか?」 - ある医療系大学長のつぼやき

    アカデミアと名目GDPレベルターゲティング (TIM) 2016-04-03 11:47:36 豊田先生 大変わかりやすいまとめをありがとうございます。 選択と集中は、国策としては持続性が無いということが客観的に示されていて、今後の予算折衝でもとても有用なのではないかと思いました。 最後のスライドの方にある、最悪の借金財政という点ですが、素人考えで恐縮ですがアカデミアとして名目GDPレベルターゲティング(NGDPLT)を支持するというのも、今後必要なことではないかと思われます。 先進諸国の名目GDP(自国通貨建て)は毎年成長しているものの、日はここ20年ほど停滞しております。先生のご指摘通り、日の公的資金の投入量は先進諸国の中でも低いのですが、対GDP比でも低い推移です。 この場合、公的資金の対GDP比率を上げるか、GDPそのものを上昇させるかという選択肢が考えられます。 受給ギャップ

    応用物理学会にて「日本の大学の研究競争力はなぜ弱くなったのか?」 - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2016/04/03
    応用物理学会特別シンポジウム「科学と産業の凋落と再興:応用物理と未来社会」から。
  • 日本の大学ランキングが急落した理由とは?その3(ほんとうの理由) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 前回のちょっと気が狂いそうにもなる「被引用数」の話を一応ご理解いただいたものと仮定して、いよいよ、なぜ、タイムズ世界大学ランキングで日の「被引用数」スコアが急落したのか、という題に入ります。 まず図表30を見てください。横軸がタイムズ社の2014年の被引用スコア(以下Citationsと書きます)、縦軸が同じく2015年のCitationsです。 どちらも「累積分布関数」によって表されています。これは、例えば、この値が「80」の大学は、その大学の下に80%の大学が存在することを意味します。その大学の上に約20%の大学が存在するといってもいいでしょう。2014年のタイムズ社Citationsは約700大学で分析されていますので、「80」の大学というのは、その下におよそ700×0.

    日本の大学ランキングが急落した理由とは?その3(ほんとうの理由) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2016/02/22
  • 日本の大学ランキングが急落した理由とは?(その1) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 新年あけましておめでとうございます。 気がつけば昨年の10月からブログを更新していませんでしたね。11月29日に鈴鹿医療科学大学で開催され、多くの皆さんに参加していただいた第二回日薬膳学会での会長講演を初めとして、その前後に毎週のように全く別のテーマで講演をさせていただき、猛烈な忙しさでした。来は去年の間に書いておくべきテーマであったのですが、お正月休みに入ってやっと書くことができたという状況です。日の研究力の低下について書籍の執筆も頼まれているのですが、進捗がずいぶん遅れています。すみません。 でも、このブログも、その書籍の一部にしますからね。 さて、平成15年は日人のノーベル賞連続受賞の喜ばしいニュースとともに、タイムズ社(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション、Time

    日本の大学ランキングが急落した理由とは?(その1) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2016/01/03
    タイムズ世界大学ランキングの日本の推移と評価項目について。
  • はたして日本は今後もノーベル賞をとれるのか? - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 2015年の自然科学分野のノーベル賞は、昨年に続いての日人の連続受賞、しかも生理学・医学賞と物理学賞の2部門同時受賞という快挙でした。生理学・医学賞の大村智さん、そして、物理学賞の梶田隆章さん、ほんとうにおめでとうございます。 今回の日人のノーベル賞受賞については、いくつかの点で話題がありましたね。 まずは、昨年に続いての連続受賞で、しかも2部門同時受賞。最近、日人の受賞が増えているなと感じていたら、2000年以降の16年間に16人も受賞しています。1901年から数えて自然科学部門の日人受賞者は21人(外国籍も含む)なのですが、そのうち実に16人が、この16年間に受賞しました。これは、長年デフレ不況に苦しんできた日人に、大きな自信を与えていますね。 もう一つ、今回受賞した

    はたして日本は今後もノーベル賞をとれるのか? - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/10/09
    論文数・被引用数の推移とノーベル賞。ノーベル賞以外の科学技術賞の推移はどうなるだろうか。調べると手間がかかりそうだが…。
  • これはやばすぎる:日本の工学系論文数はすでに人口5千万の韓国に追い越されていた!! - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 更新がままならず、僕のブログは科学技術の「選択と集中」についての考察の最中でピタッと止まってしまっているのですが、この事実はやはり日国民の皆さんに知っておいていただかいといけないと思い、キーボードに向かいました。 この5月に国立大学協会に提出した報告書では、日の学術論文数が惨憺たる状況になりつつあり(人口当り論文数の国際ランキングは35位以下)、その最大の要因は、大学の研究従事者数および研究時間が海外諸国に比べて少なく、かつ減少していること、そして、財務的には大学への基盤的な公的研究資金(特に国立大学への基盤的運営費交付金)の減少の影響が大きいことを示しました。 僕の国大協への報告書は、8月24日のJBpressの記事「研究力が低迷、日の大学がこのままではダメになる」でも取り

    これはやばすぎる:日本の工学系論文数はすでに人口5千万の韓国に追い越されていた!! - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/09/09
    学術・教育政策の失敗。工学系に限った話ではないが、数も質も低下している。
  • 大規模大学の研究者の多くが望んでいることは何か?ー文科省科学技術・学術政策研究所定点調査より - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog OECDおよび国立大学における論文数等の分析から、学術論文産生面でのわが国の国際競争力喪失の最も大きな要因が「FTE研究従事者数(研究時間を加味した研究従事者数)」の不足および、それと関連する「基盤的な公的研究資金」の不足であることが示唆されることをお示ししたところですが、今日は、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)から最近報告された重要な報告書について、ご紹介することにしましょう。そのタイトルは「科学技術の状況に係る総合的意識調査」(NISTEP定点調査2014)と言います。大学・公的研究機関および企業の研究者約1500名(今回の回答者1252名)から集められたアンケート調査の結果です。 副題に「定点調査」とついているのは、同じ研究者に対して、毎年同じ質問票を送って

    大規模大学の研究者の多くが望んでいることは何か?ー文科省科学技術・学術政策研究所定点調査より - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/05/11
  • いったい日本の論文数の国際ランキングはどこまで下がるのか!! - ある医療系大学長のつぼやき

    他と違いすぎる (地方大学教員) 2015-05-02 10:49:40 いつもありがとうございます。日だけ世界の潮流からダントツに孤立してるように見えてすごいですね。しかしここまで定性的に違うと他の先進国との定量的な比較はもはや意味がない段階まできていますよね。違うグループの国だということを早く認め、他にも減っている国があるでしょうからそれと比較し、変曲点はいつだったのか、そこで何が起きたのかを調べた方が建設的ではないでしょうか。イスラエルとかロシアとかはどうなんでしょう?エジプトやウクライナなんかきっと悲惨でしょう。それらの中に復活して来た所はあるのか、あるとしたら何が起きたのか。それに学ぶことは出来るか。 Unknown (私立大学非常勤講師) 2015-05-02 12:35:13 ふと、タイトルが気になり拝読させていただきました。論文数だけの国際ランキングを見れば下がり続ける一

    いったい日本の論文数の国際ランキングはどこまで下がるのか!! - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/05/01
    国際競争力低下の事情。
  • 運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(下) - ある医療系大学長のつぼやき

    豊田のつぼやきツイッターtwilog 豊田のツイッターを整理したサイトです。ブログと一緒に見て下さい。 豊田のつぼやきツイッター ある地方大学元学長豊田のつぼやきツイッター ある地方大学長のつぼやき 私の三重大学時代のブログです 豊田理事長の国立大学展望台 センターの業務の一環として、豊田理事長の目から見た国立大学の紹介です。 人生心の旅 大阪大学平野俊夫医学部長のブログ Ami Express 茨城大学豊田淳さんのブログ 科学政策ニュースクリップ 榎木英介氏のサイト 大「脳」航海記 某研究機関のポスドクvikingさんのブログ

    運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(下) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/04/30
  • 運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(上) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog すでにアップしている原稿とほぼ同じで、かなり重複することになりますが、「ダイジェスト版」という言葉をとった国大協報告書の原稿をアップしておきます。ダイジェスト版から変更した点としては、論文数とGDPとの相関のデータを少し加えて、それらを「研究教育指標と経済成長について」という章を新たに設けて移しました。あとは、誤字などの小さな修正です。 当初は、格的な論文形式の報告書をまとめるつもりにしていたのですが、大論文を書いても皆さんに読んでいただかなければ意味がないと思い、ちょっと型破りなのですが、"1図表1メッセージ"を心掛けたダイジェスト版と同じ形式にして、これを"報告書"にしてしまうことにしました。 なお、このブログでは、一度にアップできる画像枚数に制限があるため、2回に分けます。

    運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(上) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/04/29
  • 運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ダイジェスト版)(その1) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 国立大学協会から「運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究」というお題を頂戴し、その分析結果を約2年間かけて「国大協報告書草案」として、このブログに掲載してきたわけですが、この度、総まとめとしてダイジェスト版を提出しました。それを今日から数回に分けてアップしておきます。ダイジェスト版とはいってもずいぶんと分量が多くなるので、どのような形にしようか迷ったのですが、だらだらと文章を書くのはやめにして、すべてスライド原稿にし、そのスライドに一言ずつコメントを書き込むことにしました。 当初、与えられたテーマである「運営費交付金削減の影響」ということに応えるデータが得られるかどうかわからなかったので、遠回りにはなるのですが、まず論文数に影響する原則的な要因を知るためにOECD

    運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ダイジェスト版)(その1) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/04/16
    これまでの国大協報告書草案のまとめ。
  • 国立大の論文産生国際競争力喪失の原因・・・最終結論(国大協報告書草案36) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog もう3月も終わりですね。三重の桜も咲き始めました。いよいよ今日で国立大学の論文数分析の結論を出したいと思います。 図表の数が30枚で、ちょっと大部になってしまったのですが、年度内になんとかして結論を出したいということなので、我慢をしてお読みください。 ****************************************** 10.法人化後の国立大学間の論文数増加率に差異を生じた要因(その2) 1)要因分析で検討した各種指標の推移 ここで、前節の論文数増加率の要因分析で検討した各種指標の推移について、以下に示す。 (1)経常収益および附属病院収益を除く経常収益 図表III-177に国立大学における経常収益の推移を示す。法人化以降各大学とも経常収益は増えている。しかし、医学

    国立大の論文産生国際競争力喪失の原因・・・最終結論(国大協報告書草案36) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/03/31
    "国立大学の論文数国際競争力喪失の主因は基盤的資金の削減であり、加えて競争的資金へのシフト・重点化政策が、その思惑とは裏腹に論文生産性を低下させ、論文産生面での国際競争力をいっそう弱めている"後略
  • では、日本の論文の質(注目度)はどの程度か?(国大協報告書草案33) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 前回のブログ「日の生産年齢人口あたり論文数は第何位か?」をお読みいただいたみなさんの中で、何人かの方々が、では論文の質(≒注目度)についてはどうなのか?ということをつぶやいておられますので、高注目度論文数についても生産年齢人口あたりで計算したグラフをお示しすることにします。また、研究者数や研究費との関連はどうか?ということもつぶやかれていますので、それについて以前にお示ししたグラフを再度お示ししておきます。新たに僕のブログを読んでいただいたみなさんが、以前の僕のブログまで遡ることはとっても困難ですからね。 ************************************************ 5)日の生産人口あたり高注目度論文数について 図表III-151に、学術文献

    では、日本の論文の質(注目度)はどの程度か?(国大協報告書草案33) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/02/20
    前回の日本の論文数についての記事に続いて質についての記事。研究資金や研究者数なども含めて見た日本の研究の国際競争力の低下。
  • 国立大研究者の論文産生能力は大学によって異なるか?(国大協報告書草案29) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog さて、いよいよ1月28日の国大協の調査企画会議での発表の日が近づいてきました。おかげさまで、スライド原稿を国大協に送ることができました。僕の場合、例によってスライド枚数が多くなりがちで、20分の発表時間に対して97枚のスライド数になってしまいました。なにしろ、1年以上かかった分析結果をまとめたものですからね。どうやって時間内に説明しましょうかね。かなりの工夫が必要になると思います。 さて、国大協から依頼されていた研究タイトルは「運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究」というものでした。今までのブログでご紹介してきた分析結果は、その背景に存在する大きな原理・原則を見出そうとするものでした。でも、「運営費交付金削減」と論文数との具体的な関連性についての分析をしなければ

    国立大研究者の論文産生能力は大学によって異なるか?(国大協報告書草案29) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2015/01/23
    国大協向け資料から。
  • 国立大学間の格差はいつごろから拡大したのか?(国大協報告草案27) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 今日は大学の仕事おさめでしたが、僕の方は、お正月返上で国立大学協会の報告書作成です。ちなみに今は夜中の3時です。 今回は、国立大学間の格差拡大がテーマです。僕の前任の三重大学長であった矢谷先生(1998~2004)の口癖は、三重大学が大学院重点化にもれたことが、とてつもなくくやしい、ということでした。大学院重点化は、一部の上位大学だけに予算化されて大学院の学生定員が大幅に増やされるとともに、教員数が増やされましたが、多くの中小規模あるいは地方の国立大学では認められませんでした。 上位大学に追いつけ追い越せとがんばってきた多くの地方大学は、国の政策によって突き放されることになり、矢谷元学長だけではなく、多くの地方国立大学の学長先生が同じように悔しい思いをしたことであると思います。 大

    国立大学間の格差はいつごろから拡大したのか?(国大協報告草案27) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2014/12/27
  • 何度見ても衝撃的な日本のお家芸の論文数カーブ(国大協報告書草案18) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 今回は、各学術分野別の論文数の推移を、論文絶対数および人口当り論文数で列挙していきます。日の「強み」「弱み」を知ることが目的だったのですが、前回のブログで、日はすべての学術分野で弱くなっており、すでに効果的な「選択と集中」ができるような状況にはないことをお話ししましたが、今回の検討でも、同じ感想を持ちました。 特に、日のお家芸と言われた「物理・化学・物質科学」分野の論文数が、2004年の国立大学法人化を契機に、明確に減少しているカーブは、何度見ても衝撃的です。もう、そんなカーブを見せられても慣れっこになって、何も感じない人もいるかもしれませんが・・・。 そして、韓国台湾中国などの新興国が、日が過去に優位性を保っていた産業競争力を凌駕したことについて、技術の流出や経営戦略

    何度見ても衝撃的な日本のお家芸の論文数カーブ(国大協報告書草案18) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2014/07/12
  • OECDデータとの格闘終わる・・・日本の論文数停滞・減少のメカニズム決定版!!(国大協報告書草案14) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 今日で、数週間にわたって格闘してきたOECDのデータ分析の一応の結論を出します。 ********************************************* 4)主要国における大学研究開発資金内訳と論文数の相関分析 次に、科学技術指標2013の研究者データの元となっているOECD・StatExtractsのデータに基づき、大学研究開発費の内訳と論文数との相関分析を行なった。なお、先にも説明したうように、人件費についてはFTE換算をした値である。 米国、イギリス、カナダ、スウェーデンはデータが欠損していることから、イタリア、オーストラリア、オランダ、韓国、スイス、スペイン台湾中国ドイツ、日、フランス、ベルギーの12か国で分析を行なった。 OECDによる研究開発

    OECDデータとの格闘終わる・・・日本の論文数停滞・減少のメカニズム決定版!!(国大協報告書草案14) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2014/05/31
  • 10月19日激論が予想される研究力シンポジウムの練習(2)「床屋ー研究所」モデル - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 今回も10月19日に「日の研究力を考えるシンポジウム」についてのシンポジウムの練習です。 ー第1回ScienceTalksシンポジウム開催!「日の研究力を考える -未来のために今、研究費をどう使うか-」 日時:2013年10月19日 (土) 13:00~17:00 会場:東京工業大学 蔵前会館 くらまえホール http://www.sciencetalks.org/ja: 前回のブログではDさんの最初のご質問にお答えをしましたが、Dさんのご質問はまだまだ続きます。 “「減価償却費」は、施設・設備への投資額や債務償還費を反映するが、この比率が大きい病院ほど、相対的に人への投資額が少なくなり、一人当たりの診療の負荷が大きく、その結果、研究時間が少なくなる可能性が有ると考えられる。・

    10月19日激論が予想される研究力シンポジウムの練習(2)「床屋ー研究所」モデル - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2013/09/26
  • 10月19日激論が予想される研究力シンポジウムの練習(1) - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 台風18号が過ぎ去り、今日は秋晴れの天気でしたが、被害に会われた皆さんのことを思うと、複雑な気持ちになりました。 さて、前回のブログで10月19日に「日の研究力を考えるシンポジウム」が開催されることを紹介させていただきました。 第1回ScienceTalksシンポジウム開催!「日の研究力を考える -未来のために今、研究費をどう使うか-」 日時:2013年10月19日 (土) 13:00~17:00 会場:東京工業大学 蔵前会館 くらまえホール http://www.sciencetalks.org/ja: 財務省の神田眞人さんや文科省研究振興局の菱山豊さんもプレゼンされる予定で、熊大学長の谷口功さん、中部大学理事長兼総長の飯吉厚夫さん、藤田保健衛生大学の宮川剛さん、政策研究大

    10月19日激論が予想される研究力シンポジウムの練習(1) - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2013/09/18
  • 論文の再現性について - ある医療系大学長のつぼやき

    鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 夏休みなのですが、文科省関係のいくつかの審議会の委員を務めていて、けっこう宿題があってブログの更新が遅れてしまいました。前のブログの続きを書かないとね。 でも、その前に前回のブログのコメントで11jigenさんから、最近、論文の再現性の低いことが問題にされていることが書かれていますので、ちょっと僕のコメントも書いておきます。僕もまったく11jigenさんに同感です。僕は、論文の質だけではなく量も大切であると主張しているのですが、この論文の再現性の問題、つまり質の問題は何とかしていただかないといけませんね。 ずいぶん前になりますが、僕は1984-86年にアメリカのテネシー州バンダービルト大学医学部の分子生理学部門にポスドクとして留学をしていました。研究テーマはインスリンの脂肪細胞にお

    論文の再現性について - ある医療系大学長のつぼやき
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    machida77 2013/08/25
    他の研究者が追試できる研究をすること。