20年に一度の式年遷宮を迎える伊勢神宮。約60年に一度の式年造替を終えた出雲大社。今年、遷宮に注目が集まり、この2社は例年以上の参拝者を迎えて賑わいを見せています。 伊勢神宮は、1300年にわたって続く式年遷宮によって、永遠に変わらない日本の精神や文化を脈々と受け継いでいます。日本を代表する建築家 丹下健三の共著として発行された書籍『伊勢』では、丹下健三は伊勢神宮を「日本文化の原型である」と評しています。 そして、今年60年ぶりの遷宮を迎えている出雲大社。かの岡本太郎も出雲大社に魅了されました。リノベーションされた御本殿はよりいっそうの輝きを増しています。建築的魅力、建築様式、めぐり方、八百万の神が集まる神在月で一体どんなことが行われるのでしょうか。