先日、学生さんが国際会議で発表された論文を紹介する場に居合わせたのだが、論文中で提示されていた問題について「著者はこれを『邪悪な問題』と呼んでいます」と言っていて、しばらく意味が分からなかった。 原文をあたってようやくそれが "wicked problem" のことだと分かったのだが、それでもなお消えぬ疑問が残った。なぜ彼は “wicked problem” とは何か、を調べなかったのか。 “wicked problem” は、「厄介な問題」と訳すことが多い。大阪ガス行動観察研究所の松波晴人氏は 「Wicked Problem」とは、課題もソリューションも明確ではない上に、そもそも「何が問題なのか」を定義することが困難な「問題」である。たとえば、「NASA は今後どういう方向性に進むべきか?」は「Wicked Problem」である。 と定義している。 これくらいの事は、"wicked p
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く