本年最初のレビューは以前から書こうと思っていた秋元薫「Cologne」を取り上げてみようと思う。今回のレビューは正規版と信通流行版の2つをレビューする。正規版は今年の1/20にめでたくリイシューしたので是非聴いていただきたい。 では、正規版の紹介と秋元薫について少し触れてみよう。秋元薫は1980年代に活動していたシンガーだ。89年にこれが契機となり、カシオペアを脱退することになる神保彰と櫻井哲夫(この2人は後にジンサクというユニットを結成することにもなる)、そして「Relief 72 Hours」や「STEPS」など和モノグルーヴ史に残る燦然たるアルバムを残した国分友里恵とともに「シャンバラ」というユニットで活動したことでご存知の方もいるかもしれない。この「Cologne」はそのシャンバラ加入前の86年に秋元薫が残した唯一のソロアルバムである。 86年に発売された本作だが、正当な評価を受け
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