DBサーバ上でおもむろにfree、sar、topコマンド等でメモリの使用率を見てみたところ、 メモリの空きがほとんど無くなっていることに気がついて(正確にはそう見えて)、焦りながら色々調べた結果をまとめる。 Linuxのページキャッシュの仕組み まず、メモリの使用率を正しく見るためには、Linuxのページキャッシュという機能について知らないといけなかった。 ページキャッシュとは Linuxは一度ディスクから読みだしたデータは可能な限りメモリにキャッシュして、次回以降の読み込みが高速に行われるように調整する。このメモリに読みだしたデータのキャッシュを「ページキャッシュ」と呼ぶ。 ※ CPUはディスクのデータを直接読むことができないので、一度ディスクのデータをメモリにロードしてから読み込んでる ちなみに、Linuxはメモリ領域を4KBの塊に区切って管理しており、この4KBの塊を「ページ」という
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