BIPOCという頭字語を使っている人のほとんどは、犠牲を強いられた度合いの強い順にマイノリティ集団が並べられていると考えている。〔…〕これは結果的に、頭字語の並びをステータス・ヒエラルキーにしてしまう。 〔訳注:このエントリを読むための前提知識である、BIPOCに関するヒースの論説を巡る騒動については、ジョセフ・ヒース「私に対するキャンセル・カルチャーについて:BIPOCとFIVMの詳細」(2021年6月10日)を参照されたい。〕 ずいぶん前のことだが、「グローブ・アンド・メイル」誌に論説を寄稿したところ、ソーシャルメディアで大勢の人々(内容を勘違いしていた人もたくさんいた)が非常に敵対的でバカげたコメントで大騒ぎを起こした。そのうちの1人がアミラ・エルガワビーで、彼女は私の論説から一文を抜き出して、「吐きそうだ」と書いた。ノーマン・スペクター(そして今はジャン・フランソワ・リゼ)を中心と