フランスのVarioptic社が、台湾Creative Sensor社の中国工場において、携帯用カメラ・モジュールに向けた可変焦点式の液体レンズの量産を開始したことを発表した。液体レンズの生産能力は、2006年末に月産10万個、2007年末には月産100万個に達するとのことで、量産モデルは直径が7.75mm、出荷時の単価は1.5ユーロとのことだ。 液体レンズは、金属電極に印加する電圧値を変化させることで、水溶液と油の界面形状を制御し、界面を凸レンズ状、もしくは凹レンズ状に 変化させることができる技術であり、機械部分がないためにレンズサイズやコスト、耐久性などさまざまな面で従来のレンズより優位とされている。 さて、これが日本で普及するだろうか?