(CNN Business) 米コロラド州デンバーにある人気食堂ブレイクストリート・タバーン。経営者のクリス・フューセレイさんは、毎日店が開くと客の入りに目を配り、ミニパック入りケチャップに目を配る。「ケチャップ不足を心配するなんて、1年半前だったら『頭がおかしくなった?』と思っていただろう」 ところが今では客のためのケチャップ確保に必死になっているというフューセレイさん。「マクドナルドやウェンディーズに行くと、余ったミニパックをかき集めて自分の店に持ち帰る」と打ち明ける。 ケチャップ不足、中でも持ち帰り食品用のミニパック入りケチャップの不足は、全米で昨年夏ごろから発生し始め、状況は悪化している。 発端は、疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルス対策として飲食店内での食事を控えるよう求め、デリバリーやテイクアウトの利用を勧告したことだった。