毎シーズン、エッジの利いた作品を発表し、アニメファンのみならず幅広い層から注目を浴びる孤高の深夜アニメ枠「ノイタミナ」。実写版もクライマックスを迎える『のだめカンタービレ』のアニメシリーズ最終作、『のだめカンタービレ フィナーレ』の放送がノイタミナ枠で、1月14日のフジテレビでの放送を皮切りに全国でスタートした。 アニメ版『のだめカンタービレ』といえば、前作『巴里編』において「ノイタミナ」枠史上最高視聴率を叩き出したことで話題となった。その続編ということで、『フィナーレ』にも当然注目が集まっている。そこで放送が開始した今、前作に引き続き『フィナーレ』を手がける今千秋監督に本作の見どころと、意気込みについて語ってもらった。 ──いよいよ『のだめカンタービレ フィナーレ』放送開始しましたね。制作現場の状況はいかがでしょうか。 今千秋(以下、今) はい。制作は終盤に入っており、現場はラストスパー