以前、需要予測の統計学的手法として、重回帰分析について述べましたが、今回は重回帰分析の応用編です。 需要予測を行う場合、「普及率」を予測し、普及率×(人口、世帯数など)=普及数量 を推計する方法があります。これは耐久消費財などの需要予測を行う場合に使われる方法です。 一般的に耐久消費財の普及率は下記のような曲線になると考えられます。 普及率など、「徐々に増加していき、最終的には、飽和する」という状態をグラフ化したものを「成長曲線」と言いますが、成長曲線も1つのパターンだけではなくいろいろなケースが考えられます。 例えば下の図のようなケースです。 このようにいろいろな成長曲線が考えられるのですが、本稿では、最も一般的な成長曲線 (と私は思っている) であるロジスティック曲線について解説します。 ロジスティック曲線は、先ほどの最初のグラフのように、 じわじわと普及⇒あるとき普及に拍車がかかる⇒
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