日本文化の効果的な海外発信に知恵を貸して――。経済産業省のクール・ジャパン室が、こんな呼びかけをしている。役立ちそうな案は来月2日に開かれるフォーラムで提案者に発表してもらい、日本文化の発信戦略に取り込む。審査委員長はヒットメーカーの秋元康さんだ。 同室は、アニメや漫画に限らず、工業デザインや伝統工芸品、日本食やファッションなど多様な日本の文化を「クールジャパン(かっこいい日本)」として、海外に発信することをめざしている。有識者の会議を立ち上げ、今年度中に発信戦略をまとめる予定だ。戦略作りには一般の人の知恵も借りようと、コンテスト形式で公募することにした。 室長補佐の高木美香さん(30)も自らアイデアを練っている。例えば、「翻訳者を大量に養成し、日本の漫画やゲームを瞬時に翻訳する」「お米と炊飯器のセットを成田空港で販売」「外国人の投票による日本みやげのコンテスト」――。その上で「これよ