◇フェラガモ「日本に残る」 【ローマ藤原章生】東日本大震災の影響で日本人の消費者心理が変わり、ブランド離れがさらに加速しそうだ。フェラガモなどイタリアの老舗からは「日本復活」を望む激励が絶えない。だが、阪神大震災では3カ月で正常に戻ったものの「今回ははるかに厳しい」との声が聞かれる。 イタリアにとり日本は重要な輸出相手国で、総額約5400億円(09年)。品目を見ると、繊維、衣料品、皮革製品、つまりブランド品が全体の約3割を占めるが、過去5年の売り上げは年5~10%の割で減り続けてきた。 約170社加盟の在日イタリア商工会議所のフランチェスコ・フォルミコーニ会長(47)は「大震災の影響でイタリアのブランド品の11年上半期の売り上げは前年比で3~5割減る」とみている。 「今回は原発事故による停電、放射性物質による汚染の被害で繁華街への人出が半減した上、自粛のムードも加わり、回復には時間がかかる
東日本大震災一色の報道でほとんど話題にならないが、1980年代の都市型消費をリードしてきたパルコが落城寸前である。株を買い占めたイオンが、パルコの筆頭株主である森トラストと組んで現経営陣の総退陣を求めている。本邦では珍しい敵対的買収劇が成立する公算が高い。 流通業界のなかでパルコはひときわ異彩を放ってきた。西武百貨店や西友などとともに堤清二率いるセゾングループの一角を占めてきたが、経営面の自由度は高く、パルコは独自路線を歩むことを許されてきた。若者向けのファッションやアクセサリーを充実させる一方、PARCO劇場や傘下に有したレコード店WAVE、書店LIBRO、ライブハウスのクアトロなどカルチャーをビジネスにするのが上手だった。 そんなパルコの漂流が始まったのが、2001年のセゾングループの解体だった。伊東勇社長(現取締役相談役)がかねてから親交のあった森トラストの森章社長に頼み込んで、放出
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