for 文によるループ for はあるコレクション内の要素一つ一つに対して、繰り返し処理を行うものです。 Python では特定のコレクションの要素一つ一つに対して処理を行うため、もともと決まった数の繰り返し処理が行われます。 一方、他の多くの言語ではループを行うカウンターを用意して、繰り返し処理を行います。カウンターを使う方式では、カウンターを正しく更新しないと、繰り返し処理が終わらない(いわゆる無限ループ)になることがあります。 Python ではこうした問題が起こらない仕組みになっています。 早速 for によるループを見てみましょう。 次の例ではリスト L を作成しておき、それぞれの要素を取り出し、 それを x に代入し、出力しています。 L = ['Toyota', 'Nissan', 'Honda'] # リストを作成 for x in L: print(x, end=", "