データサイエンティストの中村です。 webで発生するトランザクション(購買など)の中には、確率分布を仮定することで抽象化できる物があります。 今回は、トランザクションが発生する現象をモデリングする手法のひとつであるBG/NBDモデルと、この手法にもとづいて将来発生するトランザクションの回数を予測するためのライブラリであるlifetimesを紹介します。 トランザクションのモデリングについて 1987年にSchmittlein等によってPareto/NBDというモデルが提案されました。これは顧客の継続的に発生する購買行動に確率分布を当てはめ抽象化する手法で、結果として将来発生する購買を予測することに成功しました。顧客が離脱したか否かの判断や顧客生涯価値の見積もりが可能になるという点で、Pareto/NBDモデルは顧客分析における非常に強力なツールのひとつです。 Pareto/NBDをベースと
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