ウェブサイトがブランディングに活用されるようになってから、まだそれほど年月が経ったわけではない。にもかかわらず、インターネットの特性を活かした様々なブランディングの手法が次々と生み出されている。 これらの手法は、ブランド構築という目的に沿って理解し位置づけることによって、より効果的に活用できるものと考えられる。そこで、本連載では、ブランド理論の基本的な部分を紹介しながら、従来のブランディング手法とウェブブランディングとの共通点や特徴を明らかにしていくこととしたい。 ブランドとは何か ブランドという言葉は、もともと古期スカンジナビア語の「Brandr(焼き付ける)」という言葉に由来するといわれる。焼印は、牛の所有者が自分の所有する牛と他人が所有する牛を区別するための手段として用いられた。また、中世の陶工は、自分たちの作品である印として、陶器の底に独自のサインやマークを入れたという。 このよう
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