【コラム】孫正義が日本の首相になる日(下) 日本での韓国系の活躍は、今に始まったことではない。かつては力道山や張本勲(韓国名・張勲〈チャン・フン〉)などの英雄がスポーツ界で活躍した。現在でもロッテグループ会長の重光武雄氏(韓国名・.辛格浩〈シン・ギョクホ〉)や「パチンコ王」ことマルハン会長の韓昌祐(ハン・チャンウ)氏、東京大教授の姜尚中(カン・サンジュン)氏、作家の柳美里氏など、多くの韓国系が日本でが活躍している。芸能界やスポーツ界は、韓国系の活躍がなければ成り立たないといわれるほどだ。 だが、実力以上に家柄や出身地などが重要な政界だけは、韓国系の進出の道がぴたりと閉ざされている。唯一の例外は、1990年代に活躍した在日韓国人2世の故・新井将敬氏ぐらいだ。新井氏は政治家として将来を期待されていたが、選挙のたびに「朝鮮人」と中傷され続けた。新井氏は結局、違法な株取引をめぐる捜査中に自殺すると