○富士通63-23IBM●(ジャパンXボウル・18日) 富士通の強力攻撃陣が縦横無尽にフィールドを駆け回った。光ったのはエースWRの中村。パスは7捕球で203ヤードを獲得。1998年に堀江(リクルート=当時)がマークしたレシーブの個人獲得ヤード記録(151ヤード)を大きく更新して、最優秀選手になった中村は「記録は知らなかったのでびっくり。うれしい」とほほ笑んだ。 圧巻は11点リードで迎えた第2クオーターの5分過ぎだった。自陣25ヤード付近から攻撃更新まで10ヤードで迎えた第3ダウン。相手を完全に抜き去ってジャンピングキャッチすると、そのままサイドライン際を駆け上がってTD。試合の流れを決めた。30ヤード超の長いパスを4回も捕球し、藤田智ヘッドコーチも「集中していいプレーをしてくれた」とたたえた。