◆スローガンは美しいが 定住外国籍市民の地方選挙への投票権については、近い将来に実現する可能性が出てきた(⇒現在の状況)ということですが、このいわゆる「外国人参政権」に対して、穏健保守やリベラル派とは違い、左翼業界では慎重・反対の人も多いようです。確かに「多文化共生」もその言葉だけは美しいし、これに文句をつける人は少ないでしょう。また、産経新聞の世論調査では、外国人参政権付与に賛成53・9%、反対34・4% わからない11・7%となっており、世論の支持もあります。 ですが、これを単なる「スローガン」として内容をよく吟味せずに要求していると、それを逆手にとられ、言葉の美しさとは全く似ても似つかない、醜い社会や制度が導入されてしまうかもしれません。 ◆過去の教訓ー「男女平等」「労働の自由」「行政改革」 たとえば「女は黙って家庭にいるのが美徳」とされてきた時代(高度成長時代頃まで)から主張