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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (9)

  • 小学生の歩数を探して - 火薬と鋼

    小学生の歩数を計測した調査についての記事が先週話題となった。 歩かない小学生、歩数3割減…ゲーム機の影響? : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 元となった調査はhttp://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2012/02/60m29100.htm この内容と結果から、歩数とゲームの関係を結論付けるのは議論として粗雑に過ぎるだろう。記事の主張はさておき、歩数についての調査が気になったので、少し調べてみた。 まずCiNiiでみつけた論文のうち、面白そうなものを。 CiNii 論文 -  児童の体格・体力と生活状況との関連 上は首都圏の4〜6年生を対象とした歩数と体力についての2006年の論文。 この調査では1983年や1994年の例と歩数はほぼ同じとされている。また引用されているBMIに基づく適切な歩数(一日あたり男児15,000歩、女児12,

    小学生の歩数を探して - 火薬と鋼
  • フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアル - 火薬と鋼

    肩の調子が悪くてトレーニングに行けないので時間ができた。 以前から書こうと思っていたフィクションのナイフ戦闘について、簡単な解説と現実の技術を取り入れる可能性を書いておこう。 戦闘シーンのナイフ アニメやゲーム漫画小説と様々なフィクションでナイフが登場する。 しかし実際のナイフ格闘の技法が使われる事は少なく、リアリティを詰める方向性の作品でもなかなかちゃんとした技術は登場しない。理由は色々あるだろうが、他の格闘技・武術と比べて他の創作に登場する機会も現実の世界で見る機会も限られているからだろう。 単純に出番が少ないというのもあるかもしれない。また、フィクションにおけるナイフと言えばチンピラ、ゴロツキの武器か、兵士、殺し屋の武器であり、他の格闘技や武術のように丹念に技を描写するのに向いていないこともある。 しかし例えば兵士・元兵士、殺し屋といったプロフェッショナルの描写として、フィクショ

    フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアル - 火薬と鋼
  • 今こそホメオパシーの図書館分類を見直す時 - 火薬と鋼

    偽薬以上の治療効果がないにも関わらず広まっている代替療法・ホメオパシーについて、日学術会議が否定の会長談話を出してから様々な動きがみられる。 談話: 「ホメオパシー」についての会長談話 - 日学術会議 (PDF) 報道: http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY201008240373.html アピタル(医療・健康・介護):朝日新聞デジタル 談話の公開後、日医師会、日医学会、日歯科医師会、日歯科医学会、日獣医師会、日獣医学会、日薬理学会、更に日助産師会もこの談話に対して賛同を示しており、医療におけるホメオパシーの価値の否定が初めて広く一般に曝け出された。 ここで一つ提案したいことがある。 ホメオパシーの図書館における扱いについてだ。ホメオパシーは日図書館では日十進分類の492.3(化学療法. 薬物療法)に分類され

    今こそホメオパシーの図書館分類を見直す時 - 火薬と鋼
  • マクガバン・レポートの真実 - 火薬と鋼

    マクロビオティックや代替療法の記事では、1977年に報告されたアメリカ生活指針・マクガバンレポートで「元禄時代以前の日事」を理想としたという話がしばしば紹介されている。その真相を追うシリーズの第3回。 マクガバン・レポートに関するメモ (追記あり) - 火薬と鋼 マクガバン・レポートを巡る伝説 - 火薬と鋼の続き。 過去2回のエントリで、アメリカで1977年に出された事目標に関する報告、通称"マクガバン・レポート"の日での紹介のおかしさについて触れてみた。 その後、実際にマクガバン・レポート(マクガバン報告)の日語訳である『米国の事目標(第2版) 米国上院:栄養・人間ニーズ特別委員会の提言』(品産業センター、1980)を図書館で借りることができた。 今回は、このマクガバン・レポート(マクガバン報告)の邦訳を元に、実際のレポートがいかにマクロビオテックや代替療法の世界での

    マクガバン・レポートの真実 - 火薬と鋼
  • 図書館と歴史修正主義・人種憎悪 - 火薬と鋼

    今回は、図書館歴史修正主義や人種憎悪にどう対するかという問題の有名な事例を紹介する。 当は一年前に書く予定だったが、色々あって遅れてしまった。 はてなでもヘイトスピーチを規制するかどうか、あるいは有害図書を規制するかどうかといった表現の自由に関する議論がしばしば起きている。この種の図書館での事例を紹介するのも、何かの参考になるかもしれない。 これまでも図書館と表現規制に関連した話題をいくつか紹介してきた。 関連エントリ: 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(1) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(2) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(3) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(4) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(5) -

    図書館と歴史修正主義・人種憎悪 - 火薬と鋼
  • 第二次世界大戦下の軍隊格闘技と女性護身術 - 火薬と鋼

    戦争は、女性に新しい自由と新しい役割をもたらし、それは危険も増大させた」 そんな一文で始まる女性向け護身術の記事が1942年のNew York Times Magazineに掲載された。 第二次大戦下、女性が軍需工場の労働従事等で家から離れる機会が増えた状況を指していると思われる。 思うに、軍隊格闘技や武術が来の技法をアレンジした一般女性向け護身術を教えるようになるのは、女性の社会進出とも関係するのではないだろうか。 この記事を書いたのはW.E.フェアバーン大佐。 近代軍隊格闘技、近接戦闘術の指導者として著名な人物だ 今回は、このフェアバーンによる護身術の記事を紹介する。 元記事でフェアバーンが紹介した技法は次の6種類。 ・Coat hold(服(上着)をつかまえられた時の対処) ・Wrist hold: one hand(手首を片手でつかまえられた時の対処) ・Wrist hold:

    第二次世界大戦下の軍隊格闘技と女性護身術 - 火薬と鋼
  • 銃を隠し持つ人間の見破り方 - 火薬と鋼

    相手がピストルを隠し持っているかどうかを見破る9つのテクニック - GIGAZINE Edward Tufte forum: Megan Jaegerman's brilliant news graphics元になったイラストレーターの仕事を紹介する記事 こんな記事があった。 海外では、この手のテクニックについてはこれ以外にも記事があるが、シンプルなMegan Jaegermanのイラストほどわかりやすいものはないだろう。 あまり分かりやすくはないのだが、類似の記事を紹介したい。 これから紹介する記事は、上の記事にはない情報も含まれている。 http://www.policeone.com/news/1640166-Officer-Survival-Spotting-Armed-Suspects/ これはChuck Remsbergが書いた武器を持った容疑者の監視方法についての記事だ。 C

    銃を隠し持つ人間の見破り方 - 火薬と鋼
  • 江戸時代のゴキブリ - 火薬と鋼

    先日、ブックマークコメントに次のようなことを書いた。 machida77 いや、江戸時代の『和漢三才図会』なんかでもゴキブリは害虫扱いですよ。糞を残し、米や麹室を喰い荒らすので、対策も油紙で集める・カワラニンジンで遠ざける等ちゃんと考えられていました はてなブックマーク - ゴキブリが「害虫」になったのは戦後のことだったのだ! - Nothing Upstairs この辺の話に興味がある人もいるようなので、紹介する。 私の情報源は、高校生の時に買った平凡社東洋文庫の『和漢三才図会』(全18巻)だ。 この『和漢三才図会』は、江戸時代中期(1712年頃)に大阪の医師・寺島良安によって作られた絵入りの百科事典で、江戸時代の事物に関する知識の多くが盛り込まれている。 日のゴキブリについては平安時代からそれらしい記録があるが、格的に文献に登場するようになったのは江戸時代からだ。 都市化や流通によ

    江戸時代のゴキブリ - 火薬と鋼
  • 学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼

    学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼の続き。 日の学校図書館のあり方については、学校図書館憲章が指針として存在する。しかしこれはかなり漠然としており、具体的な問題への対処の指針にはなり難い。 これに対して、アメリカでは「図書館の権利宣言」解説文として「学校図書館メディア・プログラムの資源やサービスへのアクセスAccess to Resources and Services in the School Library Media Programというより具体的な指針が存在する。 歴史的には1955年に採択された「学校図書館の権利宣言」というものが先行して存在していた。その内容が「図書館の権利宣言」と重複しているか、宣言よりも弱い内容であったために廃止され、1986年に新しい内容の学校図書館に関する文章が解説文として採択されたのだ。その後何度か改訂を経て現在のかたちにな

    学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2009/05/18
    "アメリカでは「図書館の権利宣言」解説文として,"学校図書館メディア・プログラムの資源やサービスへのアクセス","という","具体的な指針が存在" / "より強く検閲や介入に抵抗" / 猫のゆりかご、なんでダメとされたんだ?
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