「反原発派のせいで、原子力政策が行き詰まり、弱者が苦しむことになった」と思い込んでいる人へ。どうか「現実」を直視して下さい。原発が止まったのは災害と電力会社の不手際のせいです。停電で弱者が困っているのは、その為の対策をこれまで完全にネグってきたからです。
反原発派の声明への「このタイミングでの"それみたことか"発言は慎め」的な批判は本当に醜悪。タイミング?平時に何を言っても「またイデオロギーか」などと嘲笑し続けてきたくせに。事ここに至っても「原発は危険だ」という認識すら拒否するのなら、それこそが「イデオロギー」の名に相応しい。
日本政府だけではない。例えば「被爆者差別」で少し検索するだけでも、原爆被害者がこの社会でどう受け止められてきたかが分かるだろう。彼らをこれまで一貫して傷つけ続けてきた社会を不問に付したまま、とにかく「BBC批判だけやりたいのだ」と言わんばかりの主張は、正直、僕の理解を超えている。
差別的な政策が行われ、それをマジョリティが肯定している(少なくとも否定しない)状況で。「マジョリティの良識を信じろ」「排外主義勢力にも場を与えよ」と主張することがいかなる政治性を持つかは明らかだと思うのだけれども。徹底的に・全力でカマトトぶろうと必死な人たちにはつける薬がない。
ところで。「歴史修正主義の表現の自由を守れ」と躍起になって主張していた某ポストモダンな評論家は、それと同じ理屈で「ポルノ表現の自由を守れ」とは言わないのだろうか?
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