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ブックマーク / watashinim.exblog.jp (4)

  • 「まずは知ること」なる言説の犯罪性 | 私にも話させて

    外国人学校の中で朝鮮学校のみが4月からの高校実質無償化対象から外されたこと、朝鮮学校のみが「第三者機関」の審議対象となることは、改めて言うまでもないことである。問題点は山のようにあるが、これが、日国家による朝鮮学校への差別の公認であること、そしてこの措置が朝鮮学校や在日朝鮮人への社会的な差別や排外主義を後押しする効果を持つことも、明らかである。 なぜわざわざこんな当たり前のことを書くかというと、世の中には私たちの想像の限界を超える発想を行う人間がいることを改めて痛感し、そしてそのような発想に基づいた発言が公的な雑誌に掲載される以上、それを切り捨てることなく少なくとも一定の妥当性を持つと考え、頒布したいと考える人間も存在するということであるがゆえに、そのような悪質な発言の社会的効果もあながち馬鹿にできないかもしれないと危惧するからである。 『金曜日』最新号(2010年4月2日号)において、

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  • 歴史問題を回避する「ナショナリズム」復興論――レイシズム的保護主義グループの成立(2) | 私にも話させて

    前回(第1回)からかなり間隔が空いてしまったが、「レイシズム的保護主義グループの成立」の第2回である。 1. このところ、日リベラル・左派の間で、「ナショナリズム」の復興論(「リベラル・ナショナリズム」)があちこちで唱えられている。そして、私見によれば、ここで唱えられている「ナショナリズム」は、非常に奇妙な特徴を持っている。この奇妙な「ナショナリズム」は、レイシスト的保護主義グループの存立基盤の根を支えるものであると思われる。 この「ナショナリズム」を検討するに際しては、「ナショナリズム」肯定論者の一人である萱野稔人と、高橋哲哉の対談(高橋哲哉・萱野稔人対談「ナショナリズムが答えなのか」『POSSE』vol.2、2008年12月)が大変興味深い。 萱野はここで、 ①グローバリゼーションそれ自体は、先進国と第三世界の経済格差を縮小させているのであるから、日国内の経済格差を問題にするな

    歴史問題を回避する「ナショナリズム」復興論――レイシズム的保護主義グループの成立(2) | 私にも話させて
  • 日本は右傾化しているのか、しているとすれば誰が進めているのか 9 | 私にも話させて

    9 戦後補償運動の日国家への回収――「国民基金」を例として 戦後日国家の二つの顔を上下の関係性として捉え、その構図自体を批判するあり方に対して、和田らは、「反日」だけではなく、「分裂」主義という名の下でも、切り捨てることを行なう。 和田らは、日の「右翼」の力の大きさを強調して、自分たちへの左からの批判を「分裂」主義として非難するのである。これは、「<佐藤優現象>批判」でも指摘した、「人民戦線」の意義を強調して佐藤を重用することを正当化することにも似ている。 以下の和田の発言を見てみよう。 「日で植民地支配への反省と謝罪の公式声明を求めて運動してきた人々のなかに、この基金構想(注・アジア女性基金構想)をめぐっても分裂が生じた。私は政府から求められて基金の呼びかけ人となった。私がその求めに応じた最大の動機は、国会決議(注・戦後五十周年国会決議)をめぐる右翼の結集の強さに心底脅威を感じた

    日本は右傾化しているのか、しているとすれば誰が進めているのか 9 | 私にも話させて
  • 朝鮮総連の資産凍結について | 私にも話させて

    1. 麻生政権は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がミサイルまたは人工衛星を発射した場合、朝鮮総連の財産の凍結処分を行う方針を固めたという。 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090306/plc0903060120000-n1.htm この件に関しては、吉田康彦が早くにコメントを出し、「在日朝鮮人の生活と人権のさらに圧迫する非人道的措置」として批判している。だが、どうせ大多数の日の左派は黙認するだけだろう。 http://www.yoshida-yasuhiko.com/ それにしても、ついにここまで来たか、というのが第一報を聞いた感想である。朝鮮総連が何か犯罪を犯したから、という理由ですらなく、外交関係上の「国益」の観点から、資産を凍結するというのだ。在日朝鮮人の「人権」は、はじめから考慮の対象にすらなっていない。さらに言えば、これは吉

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