通信計測器メーカーのノウハウを注入 大規模FPGAを搭載した国産SmartNIC(Smart Network Interface Card)がまもなく登場する。 アルチザネットワークスは、インテル製の最新FPGA「Agilex」を搭載した通信ワークロード向けアクセラレーションカード・SmartNIC「Griffin」の開発を発表した。2023年3月には、一部顧客向けにサンプル出荷を始め、2023年5月に量産出荷を開始する予定だ。生産は当初、日本国内で実施する計画で、まもなく国産の新たなSmartNICが利用できるようになる見込みだ。 Griffinの開発を進めるアルチザネットワークスは、東京に本社を置く通信計測器メーカーで1990年に創業した。特に移動体通信の基地局開発に欠かすことのできない基地局負荷試験機を主力にし、世界有数のシェアを有している。2019年には、第5世代移動体通信(5G)