検討に関するmakonabeのブックマーク (9)

  • 蟹沢孝夫『ブラック企業世にはばかる』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    蟹沢孝夫『ブラック企業世にはばかる』(光文社新書)をお送りいただきました。有り難うございます。「ご書評の機会がありましたよろしくお願い申し上げます」とのことなので、わたくしなりの立場から書評しようと思います。 表見返しには、 >外見はマトモなのに、内実はとんでもないブラック企業。 あなたの職場は、次のいずれかに該当するだろうか? (1)「新卒使い捨て」の肉系 (2)成長のチャンスを奪う草系 (3)大手だけど「時給がマックやコンビニ以下!?」のグレーカラー このような職場に苦しんでいるのは、決して若者だけではない。 いま勝ち組企業に勤める中高年も、いつ「明日はわが身、いやわが子の身」となるかもわからない……。 書が描き出すブラック職場はフィクションではない。その実態は、600人以上の転職支援を行った著者の経験とキャリアカウンセラーとして内々に入手した情報にもとづくものである。後半では、

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  • 江口匡太『キャリア・リスクの経済学』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    拙著をJIL雑誌で書評していただいた江口匡太さんから、『キャリア・リスクの経済学』(生産性出版)をお送りいただきました。 >不確実性の高い時代、人事評価、昇進、技能形成、転職、雇用調整などキャリアにまつわるリスクは会社にも個人にも深まっている。書は、人事管理の背後にあるリスクを、最先端の経済理論の知見を使って、制度と 実際に則して平易に解き明かしている。経済学から見ると、人事管理の常識も違って見えてくる。人事担当者はもとより、これから人事管理の理論を学ぼうとする人には最適の解説書であり、かつ、キャリア・リスクという時代の課題を先取りしたユニークな1冊である。 この「最先端の経済理論」とは、ゲーム理論の応用です。江口さんの「はじめに」の言葉を引用すると、 >従来の市場の理論である価格理論が市場システムの有効性を立証する理論的枠組みを提供したが、ゲーム理論はむしろ自由放任の限界を明確にした。

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    makonabe
    makonabe 2010/02/07
    読ませたくなる書評だなあ。
  • OECD『日本の若者と雇用』ついに刊行! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ブログで再三にわたり予告してまいりました『日の若者と雇用-OECD若年者雇用レビュー:日』(明石書店)が刊行されました。 奧付によると1月30日初版第1刷発行とありますので、書店に並ぶのはもう少し後になるかも知れません。 一昨年末の2008年12月18日、原著が刊行されたその日に、わたくしはブログで書の内容を紹介しておりました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-ce0b.html(日は若者が安定した仕事につけるよう、もっとやれることがある) >Japan could do more to help young people find stable jobs >というわけで、まさに時宜を得たというか、時宜を得すぎているんじゃない、というぐらい絶好のタイミングで公表されておりますな。 その後、新進気鋭の研

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  • 中田喜文・電機総研編『高付加価値エンジニアが育つ』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    となっています。 全体に通底するのは日技術者の将来に対する危機意識です。「あわりに」に沿って簡単に述べると、 これまで、自信を持てる技術の早期獲得、技術、能力を生かせる仕事との出会い、そして良好な人間関係と自由闊達な職場文化によって、国際的にも極めて高い生産性を達成してきた日企業の人事制度ですが、現在大きな課題に直面しています。 まず技術者の長時間労働の慢性化とさらなる長時間化。今までの技術者の長時間労働は高い仕事モラルと共存するボランタリズムに基づく長時間労働でしたが、今は「仕事に追われて納得できる仕事ができない」という状態になっています。さらに、長時間労働は技術者から学びの時間を奪い、日の強みであった自信の持てる技術の早期獲得の条件を崩し、高い創造力を持つ次世代技術者の供給を減少させつつあるのです。 個人の仕事における余裕の喪失は職場内の人間関係を変質させ、成果主義人事制度が自

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  • 『生活経済政策』1月号の座談会 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『生活経済政策』の2010年1月号が送られてきました。特集は「社会保障制度の再建」です。 明日への視角 ケインズ革命を超えて—社会的・連帯経済体制の構築/粕谷信次 特集 社会保障制度の再建 座談会 社会保障制度の再建 —民主党の社会保障政策をどう評価するか/駒村康平、大沢真理、宮太郎、小塩隆士 「子ども手当」は社会手当か、公的扶助か/阿部彩 政権交代と幼保問題の行方/吉田正幸 総合医制度の定着に向けて/一圓光彌 連載 人間性の回復[10] 有効に機能する財政を/神野直彦 連載 ピノッキオの眼[10] チャタレー夫人の恋人/村上信一郎 新刊案内 『鳩山政権への提言』/生活経済政策研究所編 このうちやはり興味深いのは駒村、大沢、宮、小塩の4先生による座談会でしょう。 このなかのたとえばベーシック・インカムについてのやりとりも極めて質を突いています。たとえば、 >宮 気になるのは、今のベ

    『生活経済政策』1月号の座談会 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    makonabe
    makonabe 2009/12/26
    「デモクラシーの基本はアソシエーションです。」
  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 『ものづくりの寓話』

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 和田先生にしか書けない、今後、製造業の歴史を研究しようと志す者にとって必読の書である。 物語形式に書いてあるので、予備知識がなくても読めるし、面白いと思うが、高村薫さんの書評を読まれるとさらに大まかな流れを掴みやすいと思う。生産管理についてまったく明るくない方はとりあえず、『ザ・ゴール』を読むというのもいいだろう。 私自身、先生から聞いたお話もあるのだが、それを紹介するより、私がどう読んだかを書きたいと思う。大きく言えば、トヨタにおいて生産システムがどのように作られていったのか、ということなのだが、現場群が一つの工場というシステムとしてまとめあげられていくプロセスが描かれているといってもよい。精確にいうと、下請部品会社からトヨタ工場内の各工

  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 『使える!経済学の考え方』雑感、あるいは数学と思想の結びつきについて

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 小島寛之さんの『使える!経済学の考え方』を読んで、石川経夫先生の『所得と富』を初めて読んだときと同じ印象を持った。『所得と富』の第2章を読んだとき、その内容が説得的であるとは思わなかったし、全体の内容はほとんど理解できなかったけれども、この問題に対して真摯に向き合う石川先生の姿勢は伝わってきた。石川先生のお弟子さんといえば、いろいろな方がいらっしゃるだろうけれども、こういう根幹を引き継いだのは小島さんなんじゃないかという気がした。何ともバランスの悪いだが、そここそがこのの魅力なのかもしれない。 私自身は初歩的な数学的思考くらいは頭の中では使うが、基的には数学を駆使して論文を書こうなどとは思わないし、そもそも出来ない。とはいえ、もちろ

  • OECD『日本の大学改革』明石書店 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    明石書店さんから。新刊の『日の大学改革 OECD高等教育政策レビュー:日』をお送りいただきました。 ありがとうございます。 『日の若者と仕事』の監訳作業は着々と進めておりますので、ご安心を。 さて、書ですが、 http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7503-3083-9.html >国立大学の法人化以降、日の高等教育は様々な社会的圧力により常に改革を迫られてきた。自律性の向上にむけた日の高等教育の現状と課題について、財政、管理運営、労働市場、格差是正、質保証、国際化、研究開発など広範な分野をカバーし包括的に評価する。 過去10年間,多くのOECD加盟諸国で高等教育が急激な拡大を果たした。経済発展を支える枢軸としての役割が大きくなるにつれ,高等教育には経済と労働市場の国際化が生む圧力に耐え,それを超える力をつけることが求められている。高等教育に期

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  • 398小熊英二著『1968【上】――若者たちの叛乱とその背景――』 - akamac's review

    書誌情報:新曜社,1091頁,体価格6,800円,2009年7月7日発行 1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景 作者:小熊 英二発売日: 2009/07/01メディア: 単行 - 上巻は,下巻を含めた書の時代的・世代的背景とセクトの概略を総論的に配し,慶応義塾大学,早稲田大学,横浜国立大学,中央大学,羽田・佐世保・三里塚・王子,日大学,東京大学における「若者たちの叛乱」を描く。 著者は,この「若者たちの叛乱」を,アイデンティティ・クライシス(「現代的不幸」)に見舞われた最初の世代によって担われ,言語化する術を知らないがゆえにときには直接行動に訴えるしかなかったと特徴づける。書を読み進めていくと,東京大学闘争の際に語られた福田歓一の言葉にどうやらヒントがある。「まず,それは若い世代が,必ずしも,自己の内面的な要求をことばに置換えるじゅうぶんな能力を持っていないことを象徴するもので

    398小熊英二著『1968【上】――若者たちの叛乱とその背景――』 - akamac's review
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