神戸空港は十六日、開港から二年を迎える。二年目の搭乗者は約二百九十七万人と需要予測の三百十九万人には届かなかったが、一年目を二十七万人上回った。また、開港の波及効果もあり、ポートアイランド2期にはこれまでに医療関連の百十五社が進出を決めている。一方で、空港島の企業向け分譲用地の売却は全体の2%と低迷、開港による雇用創出も見込みを大きく下回っている。■搭乗者増え、企業進出 路線再編 一年目の搭乗者は約二百七十万人。航空各社は二年目に入り、不採算路線廃止の一方で、札幌など人気路線に便を集約。利用実績に即した機材の小型化なども行った。 市街地から近いという使い勝手の良さも浸透しつつある。市が昨年七月に行った利用者アンケートでは、全体の六割をリピーターが占めた。 そんな中、スカイマーク(SKY)が四月から、神戸-羽田を現在の七往復から五往復に減らす。「七月以降は未定」とするが、二年目の利用実績から