新型コロナの新規感染者数や重症者数、入院患者数などが過去最高となり、その増加に歯止めがかからない。そのような状況下で1月7日に緊急事態宣言が発出されたが、自粛をせず、経済を回そうとすればするほど感染が拡大し、結果的に今回の緊急事態宣言となり自粛や我慢を強いられ、経済が回らなくなるのはなんとも皮肉なことである。 経済なんて止まってしまえばいいと考えている人はいないだろう。しかし、不要不急の外出をする人、自粛しない人、コロナは風邪だという人、経済を回そうといった人たちが増えた結果、感染が広がり、また飲食店は時短営業を強いられることになったのだ。医療も崩壊寸前となっている。 「いまさら緊急事態宣言を出したところで、誰も自粛しないのでは?」 そんな声も多い。確かに4月の緊急事態宣言のときより自粛しない人や店は増えるかもしれない。しかし、今封じ込めないと、感染拡大を抑えることはますます難しくなる。感