中国車載電池大手の「中創新航科技(CALB)」が10月6日、香港証券取引所に上場した。車載電池メーカーの同取引所上場は初めて。同日の取引終了時点の時価総額は670億香港ドル(約1兆2000億円)超となった。 CALBは2007年に設立。旧社名は「中航鋰電科技」で、本社を江蘇省常州市に置く。リチウムイオン電池、バッテリーマネジメントシステム、エネルギー貯蔵用電池とその関連製品、リチウム電池材料の研究開発・生産・販売および市場での活用を手がけ、「広州汽車集団(GAC Motor)」「長安汽車(Changan Automobile)」「上汽通用五菱汽車(SGMW)」「零跑汽車(Leap Motor)」「小鵬汽車(XPeng Motors)」など大手電気自動車(EV)メーカーの主要サプライヤーとなっている。 目論見書によると、CALBの売上高は19年が17億3400万元(約350億円)、20年
普段見かける色とりどりの海上コンテナにはどんな違いがあるのか、知られざる海上コンテナの実態について紹介する。 現代の海上輸送は、海上コンテナという「鉄製のハコ」を使った輸送が主流だ。 第2次大戦後しばらくはバラ積みが海上輸送の主力だったが、諸説があるが、おおむね1970年代以降に海上コンテナが普及したことによって様相が一変した。海上コンテナは、現代経済のグローバル化を実現した陰の立役者といっても良い。 そのように重要な役割を担っているものの、海上コンテナの実態は、その地味さもあってあまり知られていない。本稿では、普段見かける色とりどりの海上コンテナにはどんな違いがあるのかなど、知られざる海上コンテナの実態について紹介したい。 海上コンテナは誰のものかオーシャンネットワークエクスプレスジャパンのウェブサイト(画像:オーシャンネットワークエクスプレスジャパン) 船で運ばれた海上コンテナは陸揚げ
【新華社北京10月5日】中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)と米テスラが3日に発表した最新のデータによると、BYDの2022年第3四半期(7~9月)の世界販売台数はテスラを20万台近く上回った。 BYDが3日に香港証券取引所で発表した公告によると、同社9月の新エネルギー車(NEV)販売台数は前年同月比約2.8倍の20万1259台で、1~9月の累積販売台数は前年同期比約3.5倍の118万54台となった。 テスラが発表した7~9月の世界累計販売台数は、前年同期比3%増の34万3830台だった。BYDの7~9月の累積販売台数は約2.9倍の53万7264台で、テスラに20万台近い大きな差をつけて世界のEV市場をリードし、新エネ車市場の世界トップに立っている。 自動車業界シニアアナリストの梅松林(ばい・しょうりん)氏は、BYDの販売台数について、7~9月にテスラを大きく引き離しており、国際市
香港特別行政区設立25周年を記念した映画祭「Making Waves Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」の上映作品全8本のラインナップ、スケジュールが決定した。 本映画祭は、イタリア・ウディーネ、インドネシア・バリ、イギリス・ロンドン、タイ・バンコク、オーストラリア・シドニー、デンマーク・コペンハーゲンなど、世界各地を巡回。東京のBunkamuraル・シネマにて待望の日本開催となる。 日本初公開となる新作映画は、4作品。三兄弟と三人の女性が織りなすお料理コメディ「6人の食卓」(2022)、香港の4大映画会社が共同製作し、4人の新人監督が共同監督を務めた香港返還25周年記念作「同じ空の下」(22)、1秒先を予知できる能力を活かしてボクサーとなった男が人生の再起をはかるドラマ「ワン セカンド チャンピオン」(21)、視覚障害者の両親のもとに生まれ
香港政府は9月30日、飲食店の営業制限などを含む新型コロナウイルス関連規制(2022年5月6日記事参照)について、最近の感染状況の沈静化を考慮し、10月6日から19日まで緩和措置を実施すると発表した。同時に、今後は14日間ごとに関連規制を見直す方針も明らかにしている。 緩和措置の概要は以下のとおり。 飲食店の1テーブル当たりの着席可能人数は12人(従来は8人まで) バー、パブ、クラブ、ナイトクラブの1テーブル当たりの着席可能人数は6人(従来は4人まで) フィットネスセンター、美容院、マッサージ店、娯楽施設、カラオケ店などのグループ利用人数は12人(従来は8人まで) 240人を超えない宴会の実施(従来は120人まで) 「安心出行(LeaveHomeSafe)」アプリのアップデート 香港政府は9月30日から、新型コロナウイルスワクチン接種者にのみ飲食店や商業、娯楽施設などの利用を認める「ワクチ
激動の時代のなかで、変化のときを迎えようとしている香港。そんな都市の、まだイギリスの植民地だった1950年代から、現在、未来へと至るまでの時代の流れを、ともに通り抜けてきている著名な7人の映画監督が、“年代をリレーするオムニバス”というかたちで描き出していく……。そんな象徴的な映画が、『七人樂隊』だ。 7人の監督とは、サモ・ハン、アン・ホイ、パトリック・タム、ユエン・ウーピン、リンゴ・ラム、ツイ・ハーク、そして、本作のプロデューサーとして、この才能を集めたジョニー・トー。いずれも、時代のなかで豊かな香港映画の世界を作りあげてきた、伝説的存在である。そんな監督たちが、くじ引きで自分の担当する年代を決めて撮影に臨んだというのだから、面白い。 『深い会話』 経済の中心地として、常に変化し続ける街の光景。香港映画界のカンフーやスタントアクションの足跡。伝統と革新がぶつかり合う摩擦の音の中で年を重ね
ヴァージン アトランティック航空(VIR/VS)は、運休中のロンドン-香港線を再開せず、香港から撤退する。ロシアのウクライナ侵攻により、ロシア領空を閉鎖されていることが影響した。 同路線は約30年間運航していたが、2021年12月から一時的に運休している。ヴァージンは香港線の停止について「進行中のロシア領空閉鎖により、運航が複雑化した」と説明。香港撤退により、香港にある同社の事務所も閉鎖する。 ヴァージンの東アジア路線は、現在は上海のみ。1989年5月2日にロンドン-成田線を開設し日本にも就航していたが、2015年2月1日を最後に撤退した(関連記事)。 関連リンク Virgin Atlantic ・ヴァージン、東京便再開の可能性は? ブランソン会長に聞く(16年7月12日) ・25年9カ月で撤退 写真特集・ヴァージン アトランティック航空の日本最終日(15年2月15日) ・ヴァージン アト
中国のワクチンメーカー、艾美疫苗(06660/香港)が10月6日、香港証券取引所メインボードに新規上場した。公募価格16.16香港ドルに対し、初値は7.18%低い15.00香港ドルだった。 同社は中国医薬集団(シノファーム)傘下の中国生物技術に次ぐ中国第2の市場シェアを持つワクチンメーカーで、2021年の中国国内市場シェアは出荷量ベースで7.4%、売上ベースで2.1%(いずれも新型コロナワクチンを除く)。細菌ワクチン、ウイルスワクチン、遺伝子ワクチン、混合ワクチン、mRNAワクチンの5つのワクチン開発プラットフォームを持ち、目論見書発行時点で狂犬病、B型肝炎、A型肝炎、耳下腺炎、腎症候性出血熱、髄膜炎菌感染症の6疾患をターゲットとした8種類のワクチン製品を発売。このほか、新型コロナワクチンを含む13疾患22種類のワクチン開発を進めている。 特にB型肝炎ワクチンとヒト用狂犬病ワクチンでは大き
香港の文化商業施設「K11 MUSEA」が、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)とコラボレーションし、展覧会「The Love of Couture: Artisanship in Fashion Beyond Time(クチュールへの愛:時を超えたファッションの職人技展)」を開催する。会期は12月8日から2023年1月19日まで。 同展では、香港のプロダクションデザイナーのウィリアム・チャン・スクピン(William Chang Suk-ping)のほか、日本、韓国、中国、香港から6人の若手デザイナーが参加。トモコイズミ(TOMO KOIZUMI)、ユエチ・チ(Yueqi Qi)、岡﨑龍之祐(RYUNOSUKEOKAZAKI)、セリーヌ・クワン(Celine Kwan)、センセン・リイ(Windowsen)、パク・ソヒ(Miss Sohee)が名を連
ロシアの新興財閥「オリガルヒ」が所有するスーパーヨットが香港の湾内に停留していると地元メディアが報じました。 香港メディアなどによりますと、ロシア国旗を掲げたスーパーヨットと呼ばれる船舶が5日からビクトリア湾の西側に停留しているということです。 船はロシアの鉄鋼事業を手掛け、有数の資産家として知られるアレクセイ・モルダショフ氏のものとみられ、ヘリポートやプールのほか、映画館も船内に備えた5億ドル(約720億円)の豪華な船だということです。 モルダショフ氏は、ソ連崩壊後に巨額の富を得たロシアの新興財閥「オリガルヒ」の一人で、プーチン政権の後ろ盾になっているとされています。 このため、EUやアメリカ・日本から資産凍結などの経済制裁の対象になっています。
アメリカ金融大手のゴールドマン・サックスが香港の住宅価格について、「金利上昇や居住者流出などが影響して2022年の住宅価格は昨年よりも15%下落、2023年はさらに15%下落するだろう」との予測を発表しました。香港の住宅ローンに関連するHIBOR(香港銀行間取引金利)も予想以上に上昇しており、2008年以来の最高値に達していることも理由となっています。 また、香港で日本人の多くが住んでいる一部のマンションで約50平米2ベッドルームの現在価格は以下のようになっています。 〇九龍エリア ・ラグナ・ヴェルデ(海逸豪園) 賃貸22,000香港ドル(現在約40万円)、販売1,100万香港ドル(約2億円) ・ザ・アーチ(凱旋門) 賃貸30,000香港ドル(現在約55万円)、販売2,000万香港ドル(約3億7000万円) 〇香港島エリア ・グランド・プロムナード(嘉亨湾) 賃貸23,000香港ドル(現在
特区政府衛生防護中心は10月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の新たな感染者数を発表した。同日の政府新聞公報によると、同日午前零時までの24時間に新たに確認された陽性ケースは3993件と発表した。PCR検査によるものが1075人で、うち感染者は513人、無症状感染者は475人、状況確定待ちが87人。PCR検査の確認を経た快速抗原検査によるものは2918人だった。新規陽性ケースのうち325件は域外からの流入だった。これまでの累計陽性ケースはPCR検査が95万7785件、快速抗原検査が82万9870件に上った。第5波が始まって(2021年12月31日)から6日午前零時までの死者数は9987人で、累計死者数は1万200人。陽性ケースの一部は感染が確定し5日までの累計感染者数は41万7221件に上った。
2019年11月に無職男性が立法会議員の何君尭氏の支持者に扮して街頭で献花し、突然刃物を取り出して何氏の左胸を刺した事件で、禁固刑を受けた被告の上訴が棄却された。10月6日の香港メディアによると、被告は昨年、傷害罪を認め禁固9年の判決が下された。被告は先に刑期について上訴したが棄却され、高等法院(高等裁判所)は5日、書面で棄却理由を発表。何氏がとっさに避けたことから2センチの外傷で済んで大事に至らなかったのは不幸中の幸いで、実際の負傷の度合いは量刑を決める唯一の指標にはならないと指摘した。
入境検疫措置の緩和で「0+3」(ホテル隔離ゼロ+在宅医学観察3日間)が実施され、各界では「0+0」も遠くはないとみて旅行客を迎える準備を進めようとしている。10月6日付香港各紙によると、香港政府観光局(HKTB)は少なくとも1億ドルを拠出し、出入境再開後にすぐさま世界で香港のプロモーションを展開する計画だ。プロモーションはまず東南アジアの短距離地域に集中し、中国本土についてはまだ検疫措置が緩和されないことから当面は大規模なプロモーションを行うことはないと指摘。香港のフライトの輸送力不足と香港ドル高の影響を受けて来港旅客にとっては旅行コストが増大している。特区政府が実際に「0+0」を実施しても来港旅客数は短期的にV字型回復することはなく、香港へのリベンジ的旅行も現れないとみる。だが海外旅行客は一貫して香港をアジア旅行の第1の目的地としていることから、長期的には香港が再び旅行客を引きつけると期
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く