中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。上海や北京など一部の主要都市はコロナのまん延を阻止しようと人々の移動抑制を図る措置を打ち出した。 22日の本土新規感染は2万8183人。前日の2万7307人から増加し、上海でロックダウン(都市封鎖)が実施された4月に記録した過去最多の2万8973人をわずかに下回る水準となった。 上海市は24日から新たな入境者に対し、公共の場への出入りを5日間禁止する。全国的な新型コロナウイルス感染急拡大が同市に及ぶのを阻止したい考えだ。 上海市政府が22日遅くに微博(ウェイボ)の公式アカウントに投稿した声明によると、入境者は飲食店やパブ、ショッピングモール、スーパーマーケット、生鮮食品や魚介類を販売する市場、インターネットカフェなどの娯楽施設の利用が5日間禁じられる。上海入りした最初の3日間に3回のコロナ検査を受け、5日目にも追加検査を求められる。