【北京=三塚聖平】中国国家統計局が17日発表した2023年12月の新築住宅価格指数によると、前月比で下落したのは主要70都市のうち62都市だった。前月比で下落した都市数は11月から3都市増え、全体の約89%に相当する。 中国では不動産不況が深刻化しており、全国的な住宅価格の下落傾向に歯止めが掛かっていない。前月比で価格が上昇したのは7都市で11月から2都市減った。上海市や四川省成都市など各地を代表する大都市に限られている。横ばいは1都市で、首都の北京市のみだった。 中国当局は住宅市場の下支えに動いているが思うような効果が出ていない。中古住宅市場も深刻な不調に陥っており、12月の価格指数は全70都市で値下がりとなった。
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