メルセデスベンツは、9月にフラッグシップセダン『Sクラス』新型を発表したばかりだが、その最高級バージョンとなる『マイバッハSクラス』次期型プロトタイプをカメラが捉えた。 シュトゥットガルトにある、メルセデス本社付近で捉えた2台のプロトタイプは、1台が最小限のカモフラージュ、もう1台がブラック×シルバーのツートンカラーで塗装されていた。 ほぼデザインが露出している1台からは、ブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、三角のテールライトなどSクラス新型に準じたデザインが確認できる。垂直バーを備えるグリルやバンパーのエアインテークはマイバッハ専用デザインだ。 またクロムのトリム、リアピラーにはマイバッハバッジが追加されるほか、『マイバッハGLS』と同様のデュアルエキゾーストシステムがインストールされているのが見てとれる。 メルセデス マイバッハ Sクラス 新型プロトタイプ
フェラーリ(Ferrari)は11月3日、2020年1~9月の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は6440台。前年同期比は17%減だった。 車種別の販売実績では、『F8スパイダー』の納車が開始されたV型8気筒エンジン搭載車が、前年同期に対して減少した。一方、V型12気筒エンジン搭載車は、前年同期に対して増えた。V12搭載車では、『812 GTS』の顧客への引き渡しが開始されている。 市場別の1~9月の販売実績では、欧州や中東、アフリカが、前年同期比1%減の3510台とわずかに減少した。南北アメリカは、前年同期比29%減の1635台と、引き続き減少した。 中国(香港と台湾を含む)は、前年同期比77%減の181台と、3年ぶりに減少した。中国を除いたアジア太平洋地域は、前年同期比2%減の1114台。このうち、日本は767台を登録し、前年同期比は8.5%増と伸びている。 フェラ
羽田みらい開発は、ハンドルのない自律走行バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」をスマートシティのモデルプロジェクトに選定された複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」に導入し、定常運行を9月18日から開始する。 仏Navya社製のNAVYA ARMAは、11人乗りのEVバス。GPSなどで自車位置を測定し、3D LiDARなどで障害物を検知して、あらかじめ設定したルートを低速で自律走行。手動による運転時は通常のハンドル・ブレーキと異なる特別な装置で操作する。特別装置自動車が自律走行バスとして定常運行するのは、国内で初めてとなる。 今回、羽田みらい開発は、NAVYA ARMAと、ソフトバンクグループのBOLDLYが提供する自動運転車両運行プラットフォーム「ディスパッチャー」を活用して、構内移動の利便性を向上させるために無料の構内循環バスを運行する。自律走
深磁科技は中国深センの企業で、世界最先端の磁気浮上/超磁力技術のソリューションを提供している。メンバーは、トップクラスのリニアモーターカーの専門家と学者で、関連する技術を様々な産業に応用している。主要顧客には、P&G、パナソニック、HP、テンセントなどがあり約20~30社にサービス提供をし、その内10社はグローバル500の企業である。ここでは、最も力を入れている製品の一つ「磁力アクティブ計測システム」の技術を使った、電磁式アクティブサスペンションシステムが自動車にどのように使用されているのか紹介する。 深磁科技CEO彭楚堯氏は、8月28日開催の日中オンラインセミナー「中国IVIの最新動向と車内UI/UX最前線」に登壇し詳細を語ります。 磁気力自動測定システムの技術で、2019年のフォルクスワーゲン「Tomorrow Calls」イノベーション大会で優勝した。これは、磁気減震システムをシート
トヨタ自動車および中国5社は、中国における燃料電池車両(FCV)普及を目的とした新会社「連合燃料電池システム研究開発(北京)有限会社」の設立に向け、合弁契約を締結したと発表した。 新会社に参画する中国企業は、中国第一汽車(一汽)、東風汽車集団(東風)、広州汽車集団(広汽)、北京汽車集団(北汽)、北京億華通科技(億華通)の5社。トヨタとともに、中国におけるクリーンなモビリティ社会に貢献する商用車用の燃料電池システムの開発に取り組んでいく。総投資額は約50億1900万円で、出資比率はトヨタ65%、億華通15%。一汽、東風、広汽、北汽が各5%。董事長には董長征氏、総経理には秋田隆氏が就任予定で、従業員数は約50名(2023年までに約100人にまで増やす計画)、2020年中に北京市内での設立を目指す。 中国では2016年に公表された「中国国家省エネ車及び新エネ車ロードマップ」に基づき、商用車を中心
ホンダ(Honda)の中国部門は5月18日、テンセント(騰訊控股)との間で、戦略的提携に関する覚書を交わした、と発表した。 テンセントは、中国に本拠を置くインターネット大手だ。1998年11月、中国深センに設立された。インターネットユーザーの利便性の向上を目指しており、イノベーションに投資し、インターネットのさらなる可能性を追求している。 ホンダの中国部門は、このテンセントとの間で、戦略的提携に関する覚書を交わした。テンセントが手がけている自動車向けアプリを、ホンダ車に搭載し、ユーザーの利便性を高めることを目指す。 ホンダは、テンセントの2種類のアプリを車載化する計画だ。ひとつのアプリは、チャットや高速道路の料金などの電子決済が可能なアプリ。もうひとつのアプリは、音声コマンドで音楽やニュースの配信、電子書籍の購入が可能なアプリだ。 ホンダの中国部門は、ホンダとテンセントはそれぞれの技術的利
ファーウェイ(Huawei、華為技術)は、5Gで自動車メーカー18社と新たな提携を結んだと発表した。 ファーウェイは、情報通信技術(ICT)インフラストラクチャーやスマートデバイスの世界的なプロバイダーだ。通信ネットワーク、IT、スマートデバイス、クラウドサービスの主要4部門において、統合ソリューションを用意している。 第5世代のモバイルネットワークテクノロジーの5Gは、4Gよりも高速で、データ容量が大きく、応答時間が短い。より多くのデータを自動車との間でより迅速に、より少ない遅延で転送できるようになる。これにより、自動車で、さらに多くのアプリケーションを実行することが可能になる。 ファーウェイは、この5Gで自動車メーカー18社と新たな提携を結んだ。18社は、第一汽車(FAW)グループをはじめ、長安汽車、東風集団、上海汽車(SAIC)グループ、広州汽車グループ、北京汽車(BAIC)グループ
中国のBYDは3月13日、世界最大規模のマスク工場を開設した、と発表した。現在、工場はフル稼働しており、1日あたり500万枚のマスクと30万本の消毒液を生産している。BYDは子会社にEVを生産するBYD自動車をもつ。 BYDは1月下旬、感染が拡大していた新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対処するために、マスクと消毒液の製造を支援し始めた。BYDの会長が、さまざまな事業部門のリーダーと、研究開発、設計、加工、その他の役割に携わる3000人以上のエンジニアで構成される特別チームを結成した。 BYDの特別チームは、迅速に動き、マスク製造装置の研究開発と実用化を7日間で完了した。同時に、BYDは医療向けの消毒液の研究開発も6日間で完了し、8日後には新型コロナウイルス対策の最前線にいる医療スタッフに向けて、出荷された。 マスクの生産には、清潔で無菌の環境と機器が必要だ。BYDは、スマートフ
ANAは、SBドライブ、先進モビリティ、BYDジャパンの協力のもと、1月22日から31日までの間、羽田空港の制限区域内にて「大型自動運転バスの実用化」に向けた実証実験を実施。2020年内における羽田空港での試験運用を目指す。 ANAでは大型自動運転バスの実用化に向けて、2018年2月の羽田空港新整備地区、さらには2019年1月の羽田空港制限区域内にて実証実験を重ねてきた。実証実験では、BYDジャパンの『K9RA』をベースに改造した自動運転バスを使用。羽田空港第2ターミナル 制限区域内 北乗降場→65番スポット付近→北乗降場の1周約1.9kmで、大型自動運転バスによる自動運転レベル3相当での走行検証を行う。実際のオペレーションを想定した走行ルートや大型車両を使用することで、技術面・運用面の具体的な課題の抽出を行い、決められたルートを走行するバス輸送における自動運転技術の実用化につなげていく。
ZFは11月27日、自動運転や電動モビリティなどの将来の技術開発を加速する目的で、中国に新たな研究開発センターを設立すると発表した。 ZFの新たな中国研究開発センターは、広州市に建設される。ZFは新しい研究開発センターに、約9000万ユーロを投資する予定だ。新しい研究開発センターは、ZFのアジア太平洋地域の開発力を強化するものになる。 ZFにはすでに、中国に2つの研究開発センターを置いている。どちらも上海にあり、アクティブ&パッシブの安全技術、パワートレイン、シャシー技術の開発に重点を置き、アジア太平洋地域の顧客をサポートしている。 一方、自動運転や電動モビリティなどの将来の技術の大規模な拡大により、エンジニアリング能力に対する需要が増しており、ZFは広州に研究開発センターを設立することで対応する。 広州の新しい研究開発センターは、2023年までに稼働する予定だ。この開発センターは、エンジ
マツダは11月22日、中国で開幕した広州モーターショー2019において、新型『マツダ3』(Mazda 3)が、マツダ車として初めて、「2020中国カーオブザイヤー」を受賞した、と発表した。 2020中国カーオブザイヤーの選考対象は、2018年10月1日から2019年9月30日まで、中国本土で発売された194モデルだ。38名の自動車ジャーナリストなどによる採点の結果、10車種のノミネート車の中から、新型マツダ3が2020中国カーオブザイヤーに選出された。 新型マツダ3は、日本の美意識の本質を体現することを目指して、深化した「魂動デザイン」を採用した。ワンモーションのシンプルな動きでフォルムを描きつつ、繊細なボディ造形による光の移ろいやリフレクションの動きによって、これまで以上に力強く、味わい深い生命感を作り込んだという。 また新型では、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを狙って、新
ダイムラーは、11月22日に中国で開幕する広州モーターショー2019において、デンツァブランドの新型車、『デンツァX』(DENZA X)を初公開すると発表した。 メルセデスベンツを擁するダイムラーと中国のBYD(比亜迪)は2010年3月、技術提携を発表した。2010年5月には、中国でEVを共同開発することを目的に、合弁会社の「深センBYDダイムラー・ニューテクノロジー社」を設立した。 デンツァは、ダイムラーとBYDが立ち上げた新ブランドだ。2014年4月、北京モーターショー2014において、同ブランド初の市販EVとして、『デンツァ』を発表した。ダイムラーの持つ豊富な自動車開発のノウハウと、電池大手のBYDのバッテリー技術を融合したEVだ。その後、車種ラインナップを拡大している。 11月22日、中国で開幕する広州モーターショー2019において、デンツァブランドの新型車、デンツァXが初公開され
メルセデスベンツは11月19日、中国で11月21日に開催する広州モーターショー2019のプレビューイベントでワールドプレミアするメルセデスマイバッハ(Mercedes-Maybach)ブランド初のSUVのティザーイメージを公開した。 メルセデスマイバッハは、メルセデスベンツの上に位置する超高級車ブランドだ。現在、4ドアサルーンのメルセデスベンツ『Sクラス』をベースとしたモデルをラインナップしている。 メルセデスベンツはメルセデスマイバッハブランド初のSUVを、11月21日に開催する広州モーターショー2019のプレビューイベントで初公開する予定だ。競合するロールスロイスは『カリナン』、ベントレーは『ベンテイガ』を発売しており、メルセデスマイバッハもウルトララグジュアリーSUV市場に参入する。 メルセデスベンツは今回、メルセデスマイバッハブランド初のSUVのティザーイメージを、公式ツイッターを
香港を拠点とするモビリティーカンパニー「ウィ・ソリューショングループ」は12日、東京都内で『今後の事業戦略及びグループ体制発表会』を開催した。同グループは、欧州の自動車メーカーであるアポロオートモービルの持株会社の株式を86.06%取得したと発表した。 ウィ・ソリューショングループは自動車業界において、様々なB2Bソリューションを提供している。アポロの買収が完了次第、ブランド名を「Apollo Future Mobility Group(アポロ・フューチャー・モビリティー・グループ」=AFMGに変更する予定だ。 持ち株化するアポロオートモービルは、ドイツのエンジニアリング会社であるHWA社との協力で、ハイパーカー『アポロIE』を開発したことで知られる。「IE」は「Intensa Emozione」の頭文字、「密度のある感動」を意味し、アポロオートモービルの思想を体現する。アポロIEはオール
レクサスは、11月22日~12月1日に開催される…広州モーターショー2019にて、市販モデル第一弾となるEVを世界初公開すると発表した。 レクサスは、電動化ビジョン「Lexus Electrified」を象徴するコンセプトカー『LF-30 Electrified』を東京モーターショー2019で世界初公開。四輪にインホイールモーターを採用し、最高速度200km/h、0-100km/h加速3.8秒に達するパフォーマンスや大胆なデザインに注目が集まった。 続く広州モーターショー2019では、いよいよ市販EVの第一弾を発表。レクサスでは、同モデルを皮切りに、中国や欧州を中心に世界各地のニーズやインフラ環境に応じて適材適所で電動車ラインアップを拡大していく。 《纐纈敏也@DAYS》
ピニンファリーナ(Pininfarina)は10月18日、新型EVを中国のエバーグランデグループ(恒大グループ)と共同開発する戦略的提携を締結した、と発表した。 戦略的提携の主な目標は、車両全体の開発、研究・開発能力、リソースの分野において、両社のノウハウや経営資源を活用すること。これにより、先進的で独創的なデザインを反映した強い個性を持つ新型EVを、共同開発していく。 エバーグランデグループは、中国の広州、上海、天津、瀋陽に工場を擁する。NEVブランド「恒馳」の全ラインナップを生産している。 ピニンファリーナのシルヴィオ・アンゴリCEOは、「国際社会と協力してNEV(新エネルギー車、EVやPHVなど)技術の革新を加速させたいという両社のビジョンは合致している。この協力が成功を収め、新たなモビリティの開発に貢献することを確信している」と述べている。 《森脇稔》
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く