近年、エンターテインメント業界の中でとりわけ元気だと言われているのが「音楽フェス」だ。複数のアーティストが入れ替わり多彩なパフォーマンスを見せるステージを楽しむスタイルは、コアな音楽ファン以外の層も巻き込み、会場は賑わう。年々開催される数は増え「飽和状態」とも指摘される中で、観客の反応はシビアになり、アーティスト側にも変化をもたらしている。変わりゆく日本の音楽エンターテインメントの将来像を探った。 (編集者・ライター宮本恵理子/Yahoo!ニュース編集部) 2016年、日本のフェスの草分けである「フジロックフェスティバル」(フジロック)が20周年を迎えた。フェスはいまや、屋外の開放的な雰囲気を楽しむ夏フェスだけでなく年間を通して開催。12月28日からは、国内最大の年越しフェス「カウントダウン・ジャパン 16/17」が4日間にわたって開かれる。フェスの数は2016年だけで180を超えるともさ
![音楽フェスの隆盛と飽和状態―― 「デパ地下」目線にアーティストは - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a051fa994a95c11dee3c296ba835088a39d6d84b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-tpc%2Fimages%2Fstory%2F2016%2F12%2F22%2F_1482388175_1482388162_Top_020-x828-y552.jpg)