このコラムを読んでくださっている方は、少なからず本が好きなのではないかと思います。しかし購入に際しては、時代の変化とともにアマゾンなどのネット書店や電子書籍に移行している人も増えているはず。それはそれでまったく否定的なことではないのですが、「考えてみれば、リアル書店にはあまり足を運ばなくなった」という方にあえて読んでいただきたいのが、『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』(嶋浩一郎著、祥伝社新書)。 「本屋大賞」の立ち上げにも関わったクリエイティブ・ディレクターであり、下北沢で「B&B」という書店を経営する著者が、「本屋に行く」ことの価値を説いた書籍。第1章「なぜ本屋に行くのか ──情報との出会いを増やす歩き方」の、「本屋の歩き方・5カ条」を引き出してみます。 (1)本屋に行くのに目的はいらない(22ページより) 本屋に行く際、「なにかを探しに行く」という目的がなくても問題なし。「5分
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