iPS細胞 米で拒絶反応確認 5月14日 14時1分 体のあらゆる組織になるとされるiPS細胞は、再生医療への応用が期待されていますが、元の体に移植したときに拒絶反応を起こすおそれのあることが、アメリカの研究チームが行ったマウスの実験で明らかになりました。 カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、体のあらゆる組織になるとされるiPS細胞をマウスの皮膚から作り、遺伝情報が同じの別のマウスに移植する実験を行いました。その結果、iPS細胞に由来するさまざまな種類の細胞の塊が出来なかったり、塊の一部が壊死したりする割合が20%に上ったということです。細胞の塊では、いくつかの遺伝子が過剰に働いていたことから、免疫によって拒絶反応が起きたとみられるとしています。この実験結果は、iPS細胞を元の体に移植したときに、拒絶反応を起こすおそれのあることを示すもので、研究チームでは「iPS細胞を実際の治