ロシアの研究チームが、紀元前1000年頃の古代エジプト人女性のものと見られていたミイラを分析した結果、遺体が女性ではなく去勢された男性のものであることが分かった。 10月3日の記者発表で研究チームはミイラのMRIスキャンの結果を報告した。このミイラはロシアのエルミタージュ美術館に、1929年から保管されていたものだ。美術館はミイラを譲り受けた当時、これがアロンマ寺院の遺跡から出土したミイラで、Babatという名の女性歌手のものであると説明されていたという。 しかし、その後、何らかの手違いでBabatのものとされたミイラが、別の男性のミイラと入れ代わってしまったようだ。MRIスキャンを用い、美術館のスタッフとサンクトペテルブルク病院の医師らがミイラの内部を観察した。 その結果、遺体が中年男性のものであることが分かり、彼らは非常に驚いたという。男性は身長約165-170 cmで、関節炎を患って
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