ベルマーク論争から半世紀近く経つが、PTAの「寄付」はいまだに続いている(写真:ミラタス/アフロイメージマート) 「学校って、本当にお金がないんですよ……」という言葉を、どれほど聞いてきたでしょうか。先生が忙しすぎるのも、PTAのお金で学校に必要な備品を買うのも、PTAが学校のお手伝いをすることも、この「学校にはお金がない」のひと言で、「仕方がないこと」とあきらめられてきました。 正直なところ、筆者もPTAの取材を始めたばかりの7、8年前は、このマジックワードを受け入れていました。インタビューをした校長先生に、「学校って本当にお金がないんですよ……」と温和な困り顔を見せられれば、「それは大変だ、子どもたちのために、PTAがある程度お金や労働力をカバーするのはやむを得ない」と思っていたのです。 しかしこの「学校ってお金がないんですよ」を、我々は一体、いつまで言い続けるのでしょうか。戦後20、
「鎖国状態」 安倍総理大臣(当時)は、コロナ禍で海外との人の往来を大幅に制限している現状をこう呼んだ。 9月16日現在、日本が入国拒否の措置をとっている国と地域は159。このまま「鎖国状態」が続けば、観光業をはじめ国内の社会経済に致命的なダメージを与えかねない。 しかし往来の再開には、「感染防止との両立」というハードルが立ちはだかる。「開国」に試行錯誤する政府内の動きを追った。 (政治部・木村有李) 政府が、海外との往来の再開を検討し始めたのは、今年5月。 全国に緊急事態宣言が出され、不要不急の移動などの自粛を求めていたさなかのことだった。 この時点で政府が入国拒否の措置をとっている国は90近くに達し、さらに増えることが確実視されていた。 一方、中国や韓国は限定的に外国人の入国を緩和。ヨーロッパでもEU域内の移動制限の緩和に向けた検討が始まっていた。 海外との結び付きが生命線である島国・日
「スパイスからカレーを作る男性はどうして面倒くさいんですかね?」 という質問を受けたことがあります。 「スパイスからカレーを作る男性は面倒くさいんでしょうか?」という質問じゃないってとこがポイントです。「面倒くささ」は既定の事実として前提なんです。 この「面倒くささ」とはいったい何なんでしょうか。カレーに限らず、音楽でも映画でもアニメでもなんでも、趣味として没頭しているマニアは常にある種の面倒くささを纏う、というのは確かにあるような気がしますが、スパイスカレーを作る男性に特有の面倒くささというものはいったいどういうものなのでしょうか。 「スパイスカレー」、2つの定義 さて今更ですが先ず、スパイスカレーとは何か、という事に少し触れておきたいと思います。 そもそもカレーとは全て何らかのスパイスを使う前提の料理なので「スパイスカレー」という呼び方自体が無意味なものである、という批判も根強く、確か
JAXAの惑星科学者が作成したアニメーションは、地球には2種類の「1日」があることを示している。「恒星日」と「太陽日」だ。 「恒星日」は、地球が360度回転すること。 これは23時間56分かかる。 暦の上の1日、「太陽日」は、地球がもう少し回転したときに完了し、太陽は24時間前と同じ位置にある。 1年は365日だが、地球は1年に366回回転している。 地球が360度回転するのにどれくらいの時間がかかるか、ご存知だろうか。正確には、24時間ではなく、23時間56分だ。 地球は常に太陽の周りを公転しているため、360度の回転が終わると、地球上の別の地点が太陽の正面に来ることになる。太陽がまったく同じ位置に到達するには、地球がさらに1度回転する必要がある。 我々は地球の正確な回転ではなく、空の太陽の位置で時間を測定する方法をとっているのだ。 厳密には、これらは2つの異なるタイプの「1日」だ。地球
「察してちゃん」がまるで悪のように扱われるのは本当にしんどい。 察してちゃんになりたくてなっているなんていない。 自分の場合は父親が原因だったけど、父親が母親に何でもかんでも命令して、命令を聞かないと暴力を振るう人だった。 それで母はいつも泣いていて、子供ながらに自分勝手は人を泣かせるのだと思った。 その上母は、私が何かをしたいといえば鬼のような形相で「わがままを言うな!」と叱りつけてきた。 これだけで自分の要望を人に押し付けることは罪なのだと思うに十分だった。 父親は自分勝手を押し付けてきた挙げ句に暴力を振るうろくでもない存在だと刷り込まれ、同級生が自分のしたいことを皆の前で発表する度に、あの子は愚かな子供だと、ヒヤヒヤしながら見ていた記憶がある。 わたしの知る限りでは、おとなになっても自分の意見や要望をたやすく口に出すことが許される世界なんてない。 その中で唯一、自分の意見が許される瞬
「日本はメディアに“姓→名”への表記変更を強いる」独メディア[ロンドン発]ドイツの国外向け公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)が菅義偉首相の姓名のローマ字表記について「ヨシヒデ・スガ、それともスガ・ヨシヒデ(Yoshihide Suga or Suga Yoshihide)?」「日本はメディアに“姓→名”への表記変更を強いる」と報じました。 文化庁によると「日本人の姓名をローマ字で表記するときに、本来の形式を逆転して“名→姓”の順とする慣習は、明治の欧化主義の時代に定着したものであり、欧米の人名の形式に合わせたもの」です。 しかし昨年9月、安倍政権は国の文書で日本人の姓名のローマ字表記を「姓→名」の順にする方針を決めました。これを受け、今年1月1日から特別な事情がない限り「姓→名」の順とし、姓を明確にする場合は全て大文字にすることになりました。 海外生活が長くなると日本の年号と西暦を合わせるの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く