新型コロナウイルス対策優先の予算案で、政府は新規国債額の大幅増を発表。国民の間には増税に対する危機感が一段と高まった。 しかし、政府の支出が増えたからといって、増税を検討すること自体がそもそも間違っている。そう主張するのが、『中国嫁日記』シリーズなどの著書で知られる漫画家の井上純一氏だ。ここでは同氏による経済マンガのシリーズ最新刊『がんばってるのになぜ僕らは豊かになれないのか』(KADOKAWA)の一部を抜粋。日本政府が行ってきた緊縮財政の是非について考える。(全2回の1回目/後編を読む) ※漫画を井上純一氏、文章をアル・シャード氏が執筆しています