自分の発言や文章が、意図したものとは違った意味合いで受け取られ伝わってしまったというエピソード、しばしば耳にするものです。我々がよく知るフレーズにも、そのような形で広まり記憶されている言葉があることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ」』では時代小説の名手として知られる作家の早見俊さんが、そんな「独り歩きをしてしまった発言」を紹介。さらにその言葉を発した本人が、「本来言い表したかったこと」を解説しています。 歴史的人物によくある「発言の独り歩き」という功罪 本人の意図とは違う意味に伝わる発言や文章があります。 「もはや戦後ではない」というフレーズはその典型です。昭和31(1956)年の経済白書に登場するこのフレーズは、敗戦で打ちひしがれた日本が復興を遂げ、これからは大いなる発展を伴う新時代を迎えるであろうという希望を象徴するものだ、と受け止められてきました
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