捨てるはずのプラスチックごみから、なんとアイスクリームを作り出すことに成功しました。 少し溶けて容器からこぼれ落ちる濃厚なアイスクリーム。 実はこれ、プラスチック廃棄物を混ぜて作られた、その名も「ギルティフレーバー」と呼ばれるバニラ味のアイスです。 イタリア出身でデザイナーのエレオノーラ・オルトラーニさんがイギリスの大学の研究チームと開発したものです。 ペットボトルにも使われるプラスチックをバクテリアや酵素で分解し、バニラエッセンスに使われる化合物を作り出すことに成功しました。 研究チームによりますと、プラスチックから食品が作られるのは世界で初めてだということです。 食品の安全検査はまだ受けておらず、一般販売はされていませんが、オルトラーニさんらは今後も研究を続け、近年問題になっている廃プラスチックの活用に取り組みたいとしています。 ▶ゴミ拾いは宝探し…日本で唯一“水中ゴミ拾い”専門ダイバ