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ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (37)

  • 正気回復大会に行ってきました - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    コメディアンのジョン・スチュワートと、ブッシュ褒め殺しで有名なスティーブン・コルベアが呼びかけたRestore Sanity Rally(正気回復大会)のサンフランシスコ集会に行ってきました。 これは「オバマはアメリカを共産主義にする」とか「オバマはケニア生まれのイスラム教徒だ」とか、ありもしない恐怖を煽るティーパーティに対抗して「アメリカ人は正気に戻れ」と呼びかける集会です。 ゲストが超豪華で、キャット・スティーブンス(わお!)とオジー・オズボーンの歌合戦や、 オージェイズのライブ、それにシェリル・クロウとキッド・ロックのデュオも最高でした。

    正気回復大会に行ってきました - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2010/10/31
    なんか、5賢帝以降のローマも反知性主義っぽいらしいし、このまま反知性主義に流れてゆくんだろうなぁ。
  • 「ハッピー・バースデー」はもう歌えない - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    ヘラルドと大映も傘下におさめた角川は 「NPO」という言葉を商標登録した会社である。 しかも「ボランティア」という言葉をも登録しようとしていた。 「非営利」「無償の奉仕」という言葉を金で買って、しかもそれを商売にしようという会社である。 角川はボランティアのミニコミなどに使用料を請求する意図はないというが、 たとえば「ボランティアしよう」とかいう名前のゲームや歌や漫画やアニメや映画小説を発表すると使用料を請求される可能性がある。 あらゆるものの権利が企業に金で独占されつつある。 映画『ヴァン・ヘルシング』はユニヴァーサル映画の製作でユニヴァーサル怪奇映画のスターであるドラキュラ、狼男、フランケンシュタインが勢ぞろいするのが売り。 日での配給はGAGAだが、宣伝でモンスターの写真が使えなくて困っている。 映画の権利はGAGAでも、モンスターの権利はユニヴァーサルにあるからだ。 『怪物くん

    「ハッピー・バースデー」はもう歌えない - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 「トイ・ストーリー3」を吹き替えで - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    「トイ・ストーリー3」を見ました。 吹き替えしかなかったので、それを見ましたが、所ジョージの棒読みが当に当にひどかったです。 でも、映画そのものは親の子離れを描いた傑作でした。子どもにとっては意味不明みたいだったけど、親たちはみんな涙ボロボロ……。 「キラキラ」でも話しました! http://www.tbsradio.jp/kirakira/2010/07/20100730.html

    「トイ・ストーリー3」を吹き替えで - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2010/08/05
    本当、ALEFならいいがバズには合わないと思うよ。熱血だもんね。
  • 福満しげゆき先生の小規模な生活ってどうでしょう - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    ポッドキャスト「町山智浩の漫画師に訊け!」、 福満しげゆき先生へのインタビューの配信を開始しました。 http://www.radiodays.jp/item/show/200372 福満先生は奥さんとの生活を描いたエッセイマンガを講談社のコミックモーニングと双葉社の漫画アクションの両方に同時に連載をOKしてしまい、当然、両雑誌の編集者が怒ると、その過程をまた全部マンガに描いてしまうという掟破りで業界を震撼させました。 しかも、福満先生は、担当編集者の先輩と後輩が愛人関係ではないかと妄想して悶々としたり、担当編集者の自慢話にイライラしたり、という気持ちをまたそのまんま描いてしまうという当に編集者泣かせな人ですが、 今回のインタビューにはそのモーニングと漫画アクションの担当編集者さんも同席し、当事者三人が漫画と現実について証言するという異例の事態になりました! ぜひ、お聴きください! 生活

    福満しげゆき先生の小規模な生活ってどうでしょう - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2010/04/17
    ギャース!聞くのが怖い
  • 唐沢にサリンジャー追悼記事を書かせないためです - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    昨日の日記に関して「サリンジャーが亡くなった日にあんな記事を書かないでほしかった」などのご意見をもらいましたので、 なぜ、書いたのか説明します。 唐沢俊一は誰か有名人が亡くなると必ずその追悼文をブログに発表します。 当にもう、誰かが亡くなると必ず書くので、後に単行化する、もしくは追悼文作家として売り込もうとしているのかもしれません。 しかし、その内容がどれもひどい。 その故人の生前の仕事をろくに知らないのに、なぜか必ず皮肉な口調で冷笑するというパターンを取っています。 今回も、偉大なサリンジャーについて、唐沢がまたデタラメなことを書くかと思うと我慢できなかったので、 唐沢が書く前に「お前、読んでないだろ」と釘を刺しておいたのです。 たとえば、加藤和彦さんが亡くなった翌日に唐沢はブログに以下の文章を書いています。 http://www.tobunken.com/diary/diary20

    唐沢にサリンジャー追悼記事を書かせないためです - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2010/01/30
    町山氏、素直な人だな。このくらい魂がやわらかくないと、
  • ハッピー・クリスマス - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    もうすぐ「アメリカ映画特電」再開します。 今日は、バックナンバーから、クリスマス映画の古典『素晴らしき哉、人生!』『34丁目の奇蹟』それに『トワイライトゾーン』の「弱き者の聖夜」について、聴いてください。 http://www.enterjam.com/podcast/tokuden/tokuden012.mp3 http://www.youtube.com/watch?v=s8jw-ifqwkM So this is Christmas そして、クリスマスがやってきました And what have you done この一年、あなたは何をしましたか Another year over ひとつの年が終わり And a new one just begun 新しい年が始まります Ans so this is Christmas そして、今日はクリスマス I hope you have fu

    ハッピー・クリスマス - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/12/24
    トワイライトゾーン 『弱きものの聖夜』
  • 「科学は本当だ」とロックで訴える必要がある国 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    すみません。ニューズウィーク日語版WEBの連載、一日遅れました。 http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/10/post-67.php 今回はゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツThey Might Be Giantsのニューアルバム「ヒア・カムズ・サイエンスHere Comes Science」について書きました。 Here Comes Science (W/Dvd) アーティスト: They Might Be Giants出版社/メーカー: Walt Disney Records発売日: 2009/09/22メディア: CD購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (3件) を見る They Might Be Giants "Science is Real" They Might Be Giants "Meet The El

    「科学は本当だ」とロックで訴える必要がある国 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/10/08
    科学・科学いってるのに、カエルの足が、前足からはえたらマズイだろと。あと、プリズムの分光も色が逆だと
  • オレの番組って『ガキの使い』の裏じゃん! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    4月5日(日)23時からTOKYO MXテレビで『松嶋×町山 未公開映画を観るテレビ』が始まります。 私、町山智浩がアメリカから持ってきた日未公開のドキュメンタリー映画をまるまるノーカットで見せてしまう番組です。 司会はオセロの松嶋尚美さん。彼女は天才ですね(顔小さい!)。 第一回は『ウォルマート/世界一の巨大スーパーの闇』の前編です。 見てね。 でも、裏が最強の『ガキの使い』だからなー。 (右の写真の撮影はkamiproでおなじみ菊池茂夫さん)

    オレの番組って『ガキの使い』の裏じゃん! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/04/02
    裏番組なければタイマーかける
  • 「人は33歳までの投資で残りの人生の配当を受ける」根本敬 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    タイトルは、根敬さんからいただいた『映像夜間中学講義録 イエスタデイ・ネヴァー・ノウズ』からの言葉の要約です。 映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ(DVD付) 作者: 根敬出版社/メーカー: K&Bパブリッシャーズ発売日: 2009/03/06メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 53人 クリック: 1,529回この商品を含むブログ (11件) を見る 正確に引用すると、 人は33歳までにつちかったもの、与えられたものが総てである。それ以降はそれらの応用力にどう磨きをかけるかでしか“配当”はない。 その他、この講義録には根さんの素晴らしい金言があふれています。 (この世界は神様プロダクションが作っている映画である)じゃあ、なら、自分の役割は何だろうというと、シナリオは足下に、今、立っている、で踏んづけているその足下にあるもんですよ。それこそ、「決定稿」がね。 (

    「人は33歳までの投資で残りの人生の配当を受ける」根本敬 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/04/01
    33歳まで投資できるのか。一般には25歳までだよね。実感では17歳までだけど。舵を切れるのはそこまでで、あとはあとは追い舵すると墜落する
  • はてな匿名ダイアリーに著作権を侵害されました - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    http://anond.hatelabo.jp/20090324225651 ↑ この「イエスメン」に関する記事は、何者かが、2006年5月に月刊「サイゾー」に私、町山智浩が書いた記事を無断でコピーして、語尾などを少しだけ書き換えたものです。 同記事は、2008年12月発売の単行「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」に採録しました。 匿名なので、どこに抗議すればいいのかわからないので、この日記に書きました。 コピーして語尾をほんの少し変えるだけで使う手口から推理するに、犯人は唐沢俊一かもしれません。 この『イエスメン』を4月19日にTOKYO MXテレビで放送します(ノーカット日語字幕)。 毎週日曜日午後23時から放送の「松嶋×町山の未公開映画を見るテレビ」です。

    はてな匿名ダイアリーに著作権を侵害されました - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/03/26
    『コピーして語尾をほんの少し変えるだけで使う手口から推理するに、犯人は唐沢俊一かもしれません。』わらった。 / 末尾を変えてなければ、メモなんだろうと思うけど、だったら引用元と感想つけて「引用」にすればい
  • 「ウォッチメン」が「アウターリミッツ」を引用したわけ - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    映画版「ウォッチメン」、原作にムチャクチャ忠実だけど、数少ない大きな違いは……。 1 イカが出ない これは正解と思う。原作読んだ時はイカが出た途端にシラけた。 2 バイオレンスとセックスが3割増し たとえば幼女レイプ魔が誘拐した幼女をバラバラにして犬にわせる場面では、原作の犬は大腿骨をくわえているだけだが、映画版では骨に幼女の足首がついている! 3 「アウターリミッツ」のオープニングが写る。 映画版ではローリー(ヒロイン)の母が観てるテレビに「アウターリミッツ」のオープニングが写る。 というのも、この86年に出版された「ウォッチメン」のプロットは60年代初めのアメリカのTVシリーズ「アウターリミッツ」のエピソード「ゆがめられた世界統一」(原題:恐怖の設計者たち)と同じだからだ。 原作では「今宵お送りするのは『ゆがめられた世界統一』です」とテレビの音声が聴こえてくることで、アラン・ムーアは

    「ウォッチメン」が「アウターリミッツ」を引用したわけ - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/03/08
    なんだ、イカ出ないのか、一挙に白けたな。あれがいいのに。 楽しみにしてたけど、見に行かないかも
  • 内澤旬子さんの「おやじがき」 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    週刊現代で連載していた時にイラストを描いてくれた内澤旬子さんは色白の清楚な美人です(眼鏡をとってショートカットにしてさらに美女度が増しました)。 でも、屠畜が大好きで、世界各地に旅して屠畜の現場を体験して、屠りたてのホヤホヤの肉を召し上がるワイルドな女性です。 それは別にいいんですが、デブ、ハゲ、ヒゲのおやじにしか魅力を感じないおやじフェチでもあります。 映画秘宝編集部の某T編集者を見たとき、そのぽっちゃりぶりとヒゲの濃さに一目ぼれして「こんど、紹介してください!」と恋する乙女の瞳で真剣に頼んでくるような人です。 実はこういう女性はけっこういます。 かつてロッキングオンの「CUT」の編集者で、今はメイン州ポートランドに暮らしている某嬢も 「私はハゲやデブや汚れじゃないと男性を感じないんです」と言っていた。 「女みたいに綺麗な男は、全然、男じゃないでしょ」 で、お二人とも、理想の男性と結婚

    内澤旬子さんの「おやじがき」 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2009/02/11
    なんというか、人間はフェティシズムと結婚するわけじゃないからなぁ。としか思えない。「好き」は条件にならない気が、ほかの条件and「嫌いじゃない」だと
  • やれば、できる - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    クリントン政権が対日貿易赤字是正のための圧力をかけたことが未だにトラウマになって、 「民主党が政権を取ったら日にまた圧力をかけるぞ」と言い続けている連中がいるけど、いったい何のために? クリントン政権が日に圧力をかけたのは、米国内の生産業(特に自動車)を保護するためだった。 当時、日アメリカにとって最大の貿易赤字相手国だったからだ。 ところが現在、アメリカの貿易赤字相手国の第一位はダントツで中国なのだ。その額は2位以下とはケタ違いに大きい。 その次はカナダ、メキシコが続く。 日は第4位である。すでに大きな脅威じゃない。 まず、圧力をかけるべきは中国なのだ。 ブッシュ政権が日に圧力をかけなかったのは親日だからじゃない。 貿易赤字に関してブッシュは年金問題などと同様にほったらかしていただけだ。 ブッシュは中国に対して何もしなかった。 有害な物質が中国製品から発見されても、何もしなか

    やれば、できる - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2008/11/04
    正直読めない。この8年で、バカブッシュが国民をどこまで反知性主義者に洗脳できたか。それで決まるんだと思う。日本には確実に反知性主義が普及した。多分アメリカはこの比じゃなかろう
  • 本日発売の『新潮45』でアメリカの反知性主義の現状 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」という問題についてさらに深く突っ込んで、ブッシュ政権を支えた反知性主義について論考した原稿を日発売の『新潮45』に寄せました。 その原稿中で、アメリカ人の8割がパスポートを持たないと書いていますが、最近、ペイリン副大統領候補が今までパスポートを持っていなかったことが判明しました。 ペイリンさんは40過ぎまで、外国に行ったのは、アラスカとアメリカ土の間にあるカナダを通過する時だけだったということです(アメリカ人はカナダとメキシコにはパスポートがなくても行ける)。マケインさんにもしものことがあったら大統領になる人がそんなことでいいのか、とも思いますが、大半のアメリカ人は国際的な人間が嫌いだからそれでいいのです。 日発売の『サイゾー』にもハンター・S・トンプソンについて原稿を書いてます。

    本日発売の『新潮45』でアメリカの反知性主義の現状 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2008/10/18
    「反知性主義」 なぜ10年早く定義言語化できなかったんだろうか。プロミスキーパーズとかの現象を「反知性化」と呼んでれば自体がこんなに深刻にならなかった気がする(ああ、2003年の造語なのか!!無知な僕)
  • 映画特電「非モテ男のためのラブストーリー」 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    今週も遅れてしまいました、ごめんなさい。 ポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」更新しました。 http://www.enterjam.com/tokuden.html 今週は、ジャド・アパトウ製作のForgetting Sarah Marshall邦題『寝取られ男のラブ♂バカンス』を中心に、アメリカ映画独特のジャンル「非モテ男のラブストーリー」について話します。 主人公ピート(ジェイソン・シーゲル)はTVドラマに劇伴をつけるのが仕事。 だらしなくてオタクで、図体ばかりデカくて気の弱いブサイクな男だったが、 なぜかサラ・マーシャルという女優の卵と同棲していた。 しかしサラが『CSI』そっくりの刑事ドラマでブレイクしてしまい、セクシーなロックスターと恋人になって、ピートを捨てて出て行ってしまう。 傷心のピートはサラを忘れるために独りでハワイに旅行するが、 ホテルでサラとロックスターと鉢

    映画特電「非モテ男のためのラブストーリー」 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2008/10/17
    あー町田氏でも、「非モテ」を「モテない」と勘違いしてるんだな。悲しくなった。これはモテない男の映画でしょ? 非モテの映画じゃないよ。多分
  • テレビで放送できない七つの汚い言葉 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    日のTBSラジオ「ストリーム」、「コラムの花道」では先日、71歳で亡くなったスタンダップ・コメディアンのジョージ・カーリンについて話します。 カーリンが72年に出したレコード「クラスの道化者」は全米の中学生たちの愛聴盤になった。 なぜなら「テレビで放送できない七つの汚い言葉」というネタが収録されていたからだ。 FCC(連邦通信委員会)が公共放送に不適当な言葉とした言葉七つをカーリンが連呼しまくる。 すなわちShit,Piss, Fuck, Cunt, Cocksucker, Motherfucker, Titsの七つだ。 詳しくはポッドキャストで! ↓ジョージ・カーリンのライブの日語字幕付がありました!

    テレビで放送できない七つの汚い言葉 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2008/07/01
    FCCが放送禁止にした7つの言葉が聴けるよ
  • テレビ伝道師の金とセックス、その歴史と現在 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    今日発売の『SAPIO』に、アメリカテレビ伝道師たちの歴史と現在について書いています。 20世紀初めから数々の福音派キリスト教伝道師が登場し、聖書根主義による保守的なモラルを説いて寄付を集め、巨万の富を築いてきた。 多くの伝道師がセックス・スキャンダルで失脚したり、脱税や詐欺で刑務所に入っているのにアメリカ人はまったく懲りずに騙され続けている。 紙数の都合で割愛したけど、福音派伝道師について最も鋭く描いた映画はシンクレア・ルイス原作の『エルマー・ガントリー』だ。 予告編↓はエルマー・ガントリー(バート・ランカスター)のこんなセリフで始まる。 「私、エルマー・ガントリーは典型的なアメリカ人です。 興味があることは、金、セックス、そして宗教です」 女好きのヤクザ者エルマー・ガントリーは口の上手さを活かして福音派の伝道師となり、莫大な金を集めていく。この頃から連中のやっていることはまるで変っ

    テレビ伝道師の金とセックス、その歴史と現在 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    mangakoji
    mangakoji 2008/05/29
    宗教ってのは、本来からして、こういうもんなんだろう。と思う。もっと大規模になれば、国を支配するとこまで行くわけだけど。日本はこれでも割りと宗教を封印できてる良い国なんだなぁと。