11泊したサンフランシスコを離れて太平洋上からエントリしています(いまどきエコノミーでも無線LANでネットができるのです)。 USでのカンファレンスというもの まず感じたのは技術というよりもカンファレンスそのものの雰囲気の違いです。それは技術よりも人という姿勢、濃密な環境、そして参加者の雰囲気です。 カンファレンスの主な目的は技術を学ぶことですが、それ以上に人と知り合おうよという意識が非常に強く感じられます。ランチタイムにもテーブルにはJ2EE、Ajaxといった札がつけられ、そのテーブルにいけば議論がすぐに始まります。セッションも60分枠が40分ぐらいで終了して、たっぷりとQAを取るのが普通です。いろんな人が会場をウロウロして友達になっています。 こうした会場は実に濃密な環境です。2つのカンファレンスとも20万円近い参加費が必要です。その代わり食事やフリードリンクが付きますしイベントや景
JavaOne SF 06のレポートもいよいよ今回で最後となりました。前回予告したように今回はJavaOne SFの,カンファレンスだけではない,「お祭り」としての楽しみ方を紹介していきましょう。 JavaOne SF会場には多くの遊び心のある場所があります。メイン会場入り口にはゲーム機やごろ寝用のクッションが置かれ,リフレッシュ(?)できるようになっています(写真1)。また,ピンボールやゲーム台も各所に置かれ,ゲームに興じる人たちも沢山います。その他にも,映画を流すブースや昼食のテーブルにはレゴが置かれている場合もあります(年配の方が必死にデュークを作っていました)。 会場のいたるところにネット しかし,遊びばかりではありません。1万人以上のJava開発者が集まるのですから当然,技術書が必要なので(ちょっと強引ですか?)会場には書籍コーナーがあります。しかも,すごい品揃えです。Rails
比嘉 康雄氏の講演「設定ファイルは死すべし!!!」 会場:サンフランシスコ Moscone Center 記者:ThinkIT編集局 2006/5/24 インタビューを通じてエンジニアのキャリアと内面に迫る「キーエンジニアの真実」に登場し、Seaser2についての連載を執筆している、Seasar Foundation代表である比嘉 康雄氏の講演が最終セッションで行われた。「DI:Configuration Files Must DIe!!!(DI:設定ファイルは死すべし!!!)」というタイトルのセッションで講演を行った。比嘉氏は「設定ファイルを書くのは面倒であり、それが好きなエンジニアはいないでしょう。しかし、現在のJavaの世界は設定ファイルで溢れており、XML地獄といわれています」と、設定ファイルを取り巻く問題点を提起した。 WebやDIの代表的なフレームワークにおいて、設定ファイ
サンフランシスコの魅力は底抜けに青い空 JavaOneに参加するデベロッパは文字通りのJava Geek。そして、場所は西海岸--フォーマルなジャケットなど着ていると、"Are you from east?"と聞かれるような雰囲気がある。そして、これこそがJavaOneの魅力だろう。 朝は8:30、独特な渋い語り口のJohn Gage氏による挨拶により、General Sessionが始まる。これが終わると24:00近くまでテクニカルセッションやBOFが目白押しだ。はっきり言ってしまえば、ここでしか得ることのできない情報ばかりでもない。多くの情報はウェブサイトで見ることができるし、開発コミュニティやJCPへの参加も気軽にできる時代だ。 しかし、世界中から参加する開発の現場のGeek達とあれやこれやと話をすることで、Javaの今を知ることができる。ランチ会場では話題によってテーブルにわかれ、
JavaOneは世界最大のJavaの開発者会議です。 毎年,サンフランシスコのモスコニセンターで開催されていますが,今年は5月16日から4日間行われました。ITproではJavaOne特集も組まれているので,読者の皆さんはすでにいろいろなニュースをご覧になっていると思います。 会場のモスコニセンターはサンフランシスコの中心部にあり,AppleのWWDCやIntelのIDFといったイベントも行われている展示会場です。モスコニセンターはノース,サウス,ウエストの三つの建物から構成されており,JavaOneはノースとサウスを使って行われます。 ノースとサウスは建物のほとんどが地下にあります。特にノースの地上部分は芝生が植えられており,ヤーバブエナ公園となっています。ランチの時間になると,ここでランチボックスを広げている参加者も多くいます。 JavaOneの会場は,通常のセッションの部屋以外に,サ
JUnitはJavaプログラムでユニットテストを行うためのフレームワークを提供するツールであり、Javaアプリケーション開発者の間で古くから広く使われてきた。しかしJUnitのテストコードの記述手法は現在のJavaにとっては多少古いスタイルであり、ここ最近ではTestNGなどの新しく登場したテストツールにそのシェアを譲りつつあった。そこでJUnitを提供するJUnit.orgでは今年2月、アーキテクチャを全面的に作り直し、新しいスタイルを採り入れたJUnit 4を公開した。 サンフランシスコで開催中の2006 JavaOne Conferenceでは17日(現地時間)、JUnitの開発者であるKent Beck氏とAlberto Savoia氏による「JUnit 4 and Java SE 5: Better Testing by Design」というタイトルのテクニカルセッションが行われ
世界最大のJava開発者の祭典「2006 JavaOne Conference」が5月16日(米国時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコ市内にあるMoscone Centerでスタートした。開催11周年を迎える同カンファレンスだが、既報のとおり主催者である米Sun Microsystemsにとっては1つの大きな節目となる。これまで長年にわたって同社を率いてきた創業者のScott McNealy氏に代わり、COO(最高執行責任者)を務めていたJonathan Schwartz氏が今年4月24日(現地時間)にCEOに就任した。今回はSchwartz氏率いる新体制後初のJavaOneというだけでなく、同氏がCEO就任後に公の場に顔を出す初の場面でもある。 IT時代を切り拓いてきたシリコンバレー企業の創業者が老齢化していくなかで、若干40歳という若さで老舗のトップとなった同氏だが、CEO就任以
米San FranciscoのMoscone Centerでは、16日(現地時間)よりSun Microsystemsの主催で2006 JavaOne Conferenceが開催されている。JavaOne Conferenceでは、Javaプラットフォーム単体だけでなく、Javaに関連した非常に広い範囲の技術が話題にのぼる。その中でも、スクリプト言語とJavaのコラボレーションという話題は、今年のJavaOneでは特に注目されているテーマのひとつといえるだろう。Javaとスクリプト言語の組み合わせと言えば、JRubyも当然その一例である。会場の一画ではJRubyの開発者であるThomas Enebe、Charlie Nutter両氏によるテクニカルセッションが行われた。 同セッションでは、まずRubyについて簡単に説明した上で、JRubyの開発コンセプトや特徴などを紹介した。JRubyは1
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 5月16日から19日までの4日間、米国サンフランシスコにおいてSun Microsystems主催の「2006 JavaOne Conference」が開催されている。Javaテクノロジ開発者を対象としたJavaOneの今回の目玉は、Webサービス開発・導入ツールのJava Enterprise Edition 5.0のリリースだ。2005年より、次世代バージョンの開発状況はすでに開発コミュニティなどから発表はされていたものの、今回のカンファレンスでその全貌が明らかになった。 今回のカンファレンスにおけるJavaテクノロジトレンドを総括すると、第1にWeb 2.0時代の到来を意識して、開発容易性(Ease of Development、
JBossは、2006 JavaOne Conferenceにおいて、同社のウェブアプリケーションフレームワークJBoss SeamをWebBeansとしてJCPへ標準化の提案を行うと発表した。BorlandとGoogle、Oracle、Sun Microsystemsの4社がこれに賛同、協力を行う。Oracleからは同社のADFが提供され、SeamとADF、Apache StrutsShaleを組み合わせてWebBeansを構成する。標準化のリードを行うのはJBossのGavin King氏、Hibernateをつくり、Seamを作った人物だ。 SeamはEJB 3.0とJSFと結びつけるウェブアプリケーションフレームワークだ。Java EE 5において、EJB 3.0はビジネスロジックとパーシステンスティアを、JSFはコンポーネント指向のプレゼンテーションティアを提供する。しかし、Ja
16日(現地時間)、米Sun Microsytems主催の"the 2006 JavaOne Conference"が開幕する。会場はSan Francisco, Californiaのthe Moscone Center。世界中からの参加者が参加し、19日まで4日間にわたりJavaの今、そして今後についての様々なセッション、そしてハンズオンセッションが催される。 今回のJavaOneはSunにとって、そしてJava自身にとっての節目となっている。 まず、同社にとってはCEOの交代直後、Jonathan Schwartz新CEOのもとで初めての大イベントだ。16日にはJonathan Schwartz新CEOのキーノートスピーチが予定されており、これがJavaOneの幕開けとなる。さらに最終日である19日には前CEOのScott McNealy氏によるキーノートスピーチも予定されている。
Sun Microsystemsは16日から19日まで(現地時間)の4日間、San Francisco, Californiaのthe Moscone Centerにおいて2006 JavaOne Conferenceを開催している。San Franciscoで行われるJavaOne Conferenceは世界最大のJavaの祭典であり、1996年に第1回が開催されて以来毎年恒例のイベントとなっている。ここでは、初日に行われたセッションの中から特にJava SEの今後、すなわちMustang(Java SE 6)やDolphin(Java SE 7)に関する話題にフォーカスしてレポートする。 JavaのコアプラットフォームであるJava SEは、Tiger(J2SE 5.0)の登場によってJavaアプリケーション開発の現場に大きな変革をもたらした。TigerではGenericsやEnum構
Sun Microsystemsは16日(現地時間)から4日間、サンフランシスコにて「2006 JavaOne Conference」を開催している。サンフランシスコのJavaOneは毎年開催される世界最大のJavaの祭典である。 2日目にあたる17日、「Effective Java Reloaded」という、コアなJavaプログラマの興味をひくタイトルのセッションが行われた。「Effective Java」というのは、Javaプログラミングにおいて多くのプログラマーが間違えやすい箇所を取り上げ、それを回避する方法や、効果的にJavaを利用する方法などが紹介されている書籍のタイトルである。『Effective Java』は多くのJavaプログラマから高い評価を得ており、最新版のJavaに対応した改訂版を望む声も多い。 「Effective Java Reloaded」では、『Effecti
さて,今回はJavaOneSFのセッションにまつわるお話をしましょう。セッションにまったく触れないと「遊びに行っただけ」と思われてしまいますので・・・ セッション選びはとても大変 前回も書きましたがJavaOne SFには実に380を超える大量のセッションが朝8:30から夜の11:30までびっしりとあります。この中から聞きたいセッションを探しだし,スケジューリングは非常に大変な作業です。 この作業を助けてくれるのが,JavaOne SF へ申し込むと同時に利用可能となるスケジュールビルダというWebアプリケーションです(写真1)。このアプリケーションを使ってセッションを検索してスケジュールを組み立ててゆくのが,正しい姿のようです。 ですが,これがまた一苦労なのです。時間割のように時系列でセッションを見ることができず,聞きたいセッションのダブルブッキングや「3時間空いて1つ聞く」といった非効
米国San FranciscoではSun Microsystemsの主催で16日(現地時間)より4日間の日程で2006 JavaOne Conferenceが開催されており、会場となっているMoscone Centerには世界各国から多くのJava Geekが詰めかけている。 オープンソース版のJava EE 5実装を目指すApache HarmonyプロジェクトがApache Incubatorとして承認されたのは2005年5月18日のことである。それから丁度1年が経過し、世界中のJava技術者を沸かせたプロジェクトはどのように発展してきただろうか。18日に開かれたテクニカルセッション「Apache Harmony's Approach to Implementing Java Platform Standard Edition」において、Tim Ellison氏とGeir Magnus
JavaOne Conference San Francisco(JavaOne SF) が今年も始まりました。JavaOne自体は日本でも開催されるようになったので,実際に参加されたり大まかなイメージをもっていらっしゃる方も多いと思います。一言で言うと,Javaをテーマとした集中カンファレンスです。しかし,この表現は JavaOne SF においては,あまり正しくありません。筆者はむしろ「Javaの祭典」と表現したいと思います。なぜ「祭典」か,それはこのレポートを通して感じていただきたいと思います。これから数回にわたり,このJavaOne SFをレポートしていきます。 筆者は日ごろ,テクニカルな内容の記事を書かせて頂いています。今回は嗜好を変えて,JavaOneというイベントの雰囲気や様子といった非テクニカルな側面を中心にレポートし,皆さんにJavaOne SFを擬似体験していただきたい
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