長野県が長寿で男女日本一となったことを記念し、安曇野市の穂高神社境内に日本最大級のステンレス製道祖神が設置される。27日のお披露目を前に、制作中のステンレス彫刻家・中嶋大道さん(69)(同市穂高牧)を訪ねた。 アトリエでは、中嶋さんが道祖神の夫婦像の顔の部分を制作していた。材料は厚さ4~5ミリのステンレス板でとにかく硬い。プレス機と押し型で成形し、プラズマジェットの数万度の熱で切断する。溶接するパーツは1000点超という。 中嶋さんがデザインしたのは、年老いた男女神がお互いに笑顔で見つめ合う立体像。高さ約2・5メートル、重さ1トン以上。「年を経るごとに2人の絆が深まるというイメージを表現したかった」と話す。穂高神社は、長寿日本一を祝って日本一の道祖神を造ろうと発案。錆(さ)びず、輝きを失わないステンレスに不変の生命力をイメージし、ステンレス作品で定評のある中嶋さんへ注文した。等々力良勝・権
神戸市中央区の宇治川で、野生のイノシシ1頭が、高さ約6メートルのコンクリート塀に囲まれた場所から抜け出せずにいる。市条例で餌付けが禁止されている区域だが、食べ物がない状態を見かねた住民らが餌を与え、すみ始めて1年近くになる。保護や捕獲を要請する相談もあるが、鳥獣保護法では、人や財産に危害を与える場合などに限られており、市は「かわいそうなだけでは動けない」。土地を管理する兵庫県も「実質的な被害がないと…」と法の壁に救出できない状態になっている。(藤本淑子) 同市中央区の宇治川のえん堤内(長さ64メートル、幅27メートル)。近くの70代の女性によると、昨年冬ごろ、住民がうり坊のイノシシを発見した。誤って入りこみ、戻れなくなったとみられる。 餌付け禁止区域だが、食べ物はなく、住民がパンや果物を与え、今では1メートルほどの大きさに成長した。愛らしさが人気を呼び、いつしか近隣住民から「イノちゃん」「
料金改定について 2023年11月より料金が改定されました。 料金改定の同意からお手続きをお願いします。 イノシシの子ども、ウリ坊に見立てた形や色をしている肉まん「ウリ坊まん」が大多喜町観光本陣などで14日、発売される。具材には同町産のイノシシ肉、タケノコなどを使用。冬場の町の名物を目指す。 開発したのは、地元の食品会社「大多喜食品工房」(千葉貞郎社長)。これまでにも「筍肉まん」など同町産の有名な食材に着目した商品を手掛けてきた。新商品は「かわいらしさにこだわった。味もワイルドに仕上がった」と話す。 ウリ坊をイメージしたことで、形はやや細長く、皮に目や鼻などが付く。皮の色は全体が薄茶で焦茶のしま模様も付く。野性味あふれるイノシシ肉は豚肉を加え食べやすくした。
【小宮山亮磨】冬のホタルは足元にいるらしい。光を放つミミズの仲間「ホタルミミズ」。アマチュア研究者の活躍もあって、身近なところにいることがわかってきた。専門家によると、こつさえわかれば素人でも見つけられるという。 ホタルミミズは長さ数センチ、太さ1ミリほどで、体は半透明。町の中でも、学校の校庭や建物のかげなど、あまり草の生えていないところにいる。つついたりして刺激すると、黄緑の蛍光を放つ粘液を尾から出す。 発光生物を研究している名古屋大生命農学研究科の大場裕一助教(43)によると、例年11月ごろから見つかるようになり、春になると姿を消す。光る理由は、敵に食べられそうになったときに脅かすためなどという説もあるが、はっきりしたことはわからない。
【山本孝興】広島・宮島の世界遺産・厳島神社(広島県廿日市市宮島町)の大鳥居に、観光客が次々と硬貨を差し込み、神社が頭を悩ませている。大鳥居の老朽化が進む恐れがあるため神社は定期的に取り除いているが、再び次々と差し込まれるいたちごっこが続いている。 厳島神社は推古天皇即位元年(593年)の創建と伝えられる。現在の大鳥居は8代目で、1875年に建立。高さ16メートルで、樹齢500~600年のクスノキを使った主柱2本と、添え柱4本で支えている。硬貨は柱に自然にできた亀裂や隙間に差し込まれ、大半が1円玉や10円玉だ。中には外国の硬貨もある。 神社によると、観光客が独自に始めた習慣で、以前から大鳥居の下の海面に観光客がさい銭代わりに投げ込む習慣はあった。宮島の観光客は、神社ゆかりの平清盛がNHK大河ドラマで放映された影響などで、昨年初めて400万人を突破。神社や宮島観光協会によると、観光客が増え、さ
都市再生機構(UR)が東京都町田市の町田山崎団地で続けていたヤギ4頭を使った実証実験が29日、終わる。 2か月間で5000平方メートルの雑草をほぼ食べ尽くし、住民の心を和ませる「予想外の効果」(UR)も生んだ。「もっといて、さびしい」と記された住民の貼り紙も現れた。任務を終えてレンタル業者の元に戻るヤギとの「お別れ会」が、同日午前11時から現地で開かれる。 オス1頭、メス3頭のヤギは、9月24日から団地内の谷間に放し飼いにされ、日中、ススキやヨシ、セイタカアワダチソウなどを食べ歩いた。夜になると自分でテント小屋に入り込み、台風の時もここで雨風をしのいでいた。 当初は、ふんの臭いなどを心配する声もあったが、ヤギは次第に住民の心に溶け込んでいった。居住区とは柵で仕切られたが、谷を見下ろす団地内の「三の橋」では、のんびり暮らすヤギを眺める住民が日に日に増え、幼稚園児たちも草を食べさせるなどした。
国の特別天然記念物トキに踏まれた被害を逆手に取って、ブランド化を図った新米の限定新商品「朱鷺踏んじゃった米」の販売が新潟県佐渡市で始まった。 「朱鷺踏んじゃった米」は、耕作面積の1%以上が踏まれていることが確認されたコメが対象で、トキがドジョウなどの餌を求めてやってくるほど生物多様性に富んだ田んぼで栽培されたとの意味を込めた。トキに苗を踏まれた農地を対象に同市が今年度から始めた新たな補償制度も活用し、育てたという。 価格は1袋5キロで4500円(送料込み)。800袋限定。農薬や化学肥料を5割以上減らすことなどを条件に栽培している「朱鷺と暮らす郷米」に比べ、1キロ当たり300円程度高値を付けた。 また、棚田を保有する生産農家なども、「棚田米」の販売を始めた。岩首地区の「岩首昇竜棚田米」、北片辺地区の「夕鶴の里米」など世界農業遺産にも認定された佐渡島を代表する5地域の棚田の新米をそれぞれ限定米
トップ > 三重 > 11月23日の記事一覧 > 記事 【三重】 かっぱの恐怖、今も 約束破りキュウリ栽培30年 Tweet mixiチェック 2013年11月23日 「キュウリ作らず」の禁を解く際に建てられたカッパ碑=熊野市飛鳥町の大又川河岸で 水難をもたらすかっぱを近づけまいと、キュウリの栽培を三百年間禁止してきた熊野市飛鳥町小阪の平(だいら)集落が、栽培の禁を解いてから今年で三十年の節目を迎えた。キュウリの栽培を避ける住民は今もおり、かっぱの恐怖を払拭(ふっしょく)するには時間がかかりそうだ。 大又川のほとりにある高さ四十センチの石碑。「キュウリ作らず」の禁を解いた一九八三(昭和五十八)年、住民がおはらいをした場所だ。平集落は大又川が蛇行する内側にあり、稲作農家など十一世帯が暮らす。 市史によると、集落近くでは大雨の時、川に落ちて死ぬ人が多く、かっぱの仕業と恐れられた。ある時、牛を
捕獲した猫を捨てたとして、三重県警四日市北署は同県川越町の男性職員2人を動物愛護法違反(遺棄)の疑いで津地検四日市支部に書類送検した。 送検は21日付。同署によると、2人は昨年10~11月、排せつ物に関する苦情を受けて捕まえたり引き取ったりした猫3匹を同県四日市市山村町の山林に捨てた疑い。 町環境交通課の説明では、従来、捕獲後は県桑名保健所に引き渡していたが、職員らが「殺処分されるのはかわいそう」として山林に放すことを決めたという。同課は「周辺は野良猫がいて、生きていけると思った。よかれと思ってやったが、法律の理解が不足していた」としている。昨年12月以降捕獲はやめたという。県健康福祉部によると、県内では昨年度2978匹の猫が殺処分された。猫を捕獲しているとの情報を得た動物愛護団体のNPO法人「グリーンNet」(三重県鈴鹿市)が今年5月に告発、同署が捜査していた。動物愛護法は、猫などを遺棄
ワナの扉が完全に閉まらないよう足を伸ばしてハチミツを取るゴンタ(2013年9月5日、高知県香美市)=四国自然史科学研究センター提供 四国山地に生息するツキノワグマが、ワナの中に置かれたハチミツをまんまと盗み食いする様子を無人カメラがとらえた。 四国自然史科学研究センター(高知県須崎市)などが生態調査用に設置したワナで、このクマは過去に2度引っ掛かっており、捕まらないコツを学習したようだ。 同センターによると、クマは推定16歳のオスで全長約1・5メートル。「ゴンタ」と名付けられている。 ワナはドラム缶(長さ1メートル、直径0・6メートル)2本をつないだ構造で、一番奥に置かれたハチミツ入り容器を引っ張ると、入り口の鉄製扉が閉まる仕組みだ。 ゴンタが盗み食いをしたのは9月5日夕。高知県香美市のワナの無人カメラに記録された写真は〈1〉入り口から腹ばいになって侵入、体を伸ばし、扉が落下しても閉じ込め
頭の上をカバが泳ぐ 旭山動物園に新施設、21日オープン (11/18 16:02) 泳ぐカバ 真下から 【旭川】頭の上をカバの巨体が軽やかに泳ぐ―。旭川市旭山動物園の冬期営業が18日に始まり、21日にオープンする新施設「きりん舎・かば館」が報道陣に公開された。さまざまな角度からキリンやカバを観察でき、新たな行動展示施設として人気を集めそうだ。 建物は鉄筋コンクリート製で、カバとキリン各2頭をはじめ、ダチョウなどアフリカに生息する動物6種類を展示する。 かば館では、プールの底にはめ込んだガラス越しに、下からカバを見られる。約700キロの百吉(ももきち)(雄、2歳)は、陸上とは異なる軽快な動きでピンク色の腹を見せながら泳いだり、潜水したり。同園は「カバを下から観察できる施設は国内外で初めてではないか」としている。 新施設の一般公開は21日午前10時45分からのセレモニー後。開園時間は午前10
iPhone 5に機種変更したら充電器やタブレットなど総額12万円超の購入契約と複数の通信契約を結ぶことになった──滋賀県野洲市はこのほど、KDDIに対し「販売方法が多数の消費者とトラブルを生じさせるおそれがある」として改善を求める要望書を送ったことを明らかにした。 問題になったケースでは、iPhone 5に同梱されているはずのポータブル充電器や、SDメモリーカードリーダー/ライターなどが最初から見積もりに含まれていた上、通信契約の説明なくタブレットも勧められ、購入していたという。同市は消費者への十分な説明に加え、「まず最初に必要最低限の価格を消費者に提示してほしい」などと求めている。 タブレットは「iPad mini」だと思っていた 同市によると、今年8月、同市在住の30代の女性が、子どもの携帯電話を機種変更するために店を訪れ、iPhone 5(5万1360円)を購入。この際、テザリング
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