クリエイターに心臓を捧げさせる実写版『進撃の巨人』 心臓を捧げよ!右手の拳を左の胸に当てる、『進撃の巨人』ではおなじみのポーズ。実写版『進撃の巨人』後編(『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』)の試写会を見終えたあとに、スタッフは全員がこの覚悟で制作に臨んだのでは……という思いが頭から離れませんでした。(前編レビュー) 原作マンガは、2015年9月現在で18巻。このボリュームを前後編合わせても約3時間内に収めるのは、物理的にムリ。そこで前編では原作の1巻〜3巻に絞り、壁の穴を塞ぐ作戦に限定することでクリアしていました。 ハリウッド映画と予算を比べるのも酷な条件で大作に立ち向かったスタッフは、調査兵団に勝るとも劣らない働きを讃えられていいはず。主人公のチームが大声を上げたり緊張感に欠けた行動が目立ったものの、慎重にステルスして「任務終わりました」では映画に