政府・民主党は9日、パートなど非正規労働者の健康保険や厚生年金への加入拡大について、勤務期間が6カ月以上▽年収65万円(月収5・4万円)以上-の労働者を対象とする方向で調整に入った。 労働時間については現在の「週30時間以上」を「週20時間以上」に緩和することがすでに決まっており、この条件を当てはめると加入者は新たに約300万人増える。関連記事基礎年金の減額対象 年収600万円以上社会保障どう変わる あなたは?記事本文の続き 政府は3月にも関連法案を提出し、平成27年度からの実施を目指す。ただ、一気に適用を拡大すると、保険料の半額を支払う企業の負担が重いため、企業規模で段階的に対象を拡大していく案も出ている。 厚生労働省は、短時間労働者を除き、(1)従業員301人以上の企業(2)同101人以上の企業-で線引きする案を検討しており、当面の適用対象者は、(1)なら100万~150万人、(2)な