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ブックマーク / realsound.jp (15)

  • 最後の呼び方は「お母さん」 『半分、青い。』律と和子、そして弥一が築いた“萩尾家の軌跡”を辿る

    『半分、青い。』(NHK総合)、第2話。カセットテープが埋め込まれた死体が喋り始めるという奇妙な話のを読みながら、出産を待つ和子(原田知世)を見たときには、一体どんなお母さんになるのやらと不思議に思ったものだ。思えば、そんな律の出産から始まる萩尾家の物語は、作中を通じて大きな役割を担ってきた。放送から5か月近くに渡り、主人公の鈴愛(永野芽郁)の家族・楡野家はもちろんのこと、この萩尾家もまた数々のドラマを私たちに提供し、感動をもたらしてくれた家族である。そこで、そんな萩尾家の魅力を深掘りしていくとともに、その家族の軌跡を見直していこう。 鈴愛と同じ日に生まれていながら、キャラクターが大分異なる人間として成長していった律。もちろん、そんな彼の人格形成には萩尾家の愛情の注ぎ方が影響しているのは言うまでもない。和子も弥一(谷原章介)もいつも柔和な笑みをたたえつつ、どこか品の良さを漂わせているその

    最後の呼び方は「お母さん」 『半分、青い。』律と和子、そして弥一が築いた“萩尾家の軌跡”を辿る
    marief8107
    marief8107 2018/08/25
    萩尾家、上品で本当に素晴らしい。和子さんみたいな話し方をしたい。和子さん・・・
  • 『半分、青い。』視聴者の共感は鈴愛を支える影の存在にあり 北川悦吏子が描く“天真爛漫女子”の毒

    うっかり者で天真爛漫、明るく前向き、“大胆なひらめき”や“ユニークな感性”を持つ……NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)。実に朝ドラヒロインらしい、「物語の真ん中に常に立つヒロイン」である。だが、その天真爛漫さは、非常に魅力的である一方で、「ちょっと(もしかしたら、だいぶ?)苦手」と感じる視聴者もいるだろう。 漫画家・秋風羽織(豊川悦司)の病気を何とかしたいと思った鈴愛が、実家や友人の親などに話した件は、ネット上でも賛否両論となった。そのエピソードを別としても、作の鈴愛の場合、放つ光があまりに強すぎることで、周囲が自然と“影”になり、「支える人」「見守る人」「脇役」の人生を歩まざるを得なくなっているように見えることがある。 例えば、鈴愛と同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみ・萩尾律(佐藤健)が、幼い頃の「合同誕生会」の思い出を語るシーンがあった。そこでは、

    『半分、青い。』視聴者の共感は鈴愛を支える影の存在にあり 北川悦吏子が描く“天真爛漫女子”の毒
    marief8107
    marief8107 2018/06/28
    うんうん、鈴愛には共感出来ない。
  • 日本映画界の才能が結集! 民放のテレビドラマでは成しえない『イノセント・デイズ』の魅力

    現在、WOWOWプライムにて放送中の『連続ドラマW イノセント・デイズ』。早見和真の同名小説を原作に、放火殺人の罪で死刑判決が下された幼なじみの女性の無実を信じ、主人公が奔走するうちに少しずつ真実に近づいていく様子を描いた作品だ。3月25日に放送された前回の第2話では、主人公・慎一(夫木聡)が、幼なじみの女死刑囚・幸乃(竹内結子)が中学時代に起こしたという強盗傷害事件の真相を探るべく、当時の同級生である理子(長谷川京子)のもとを訪れ、その真相が明らかとなった。 時代は1994年へ。当時13歳の幸乃を演じるのは、大ヒットを飛ばす『ちはやふる』シリーズ待望の完結編『ちはやふる -結び-』に登場を果たし、主演の広瀬すずや松岡茉優らを相手取り、彼女たちに続く汗がよく似合うスポーティーで勝ち気な“かるた少女”を好演し、その存在感を示している清原果耶だ。現在16歳の彼女はこれまでに、ドラマでは『放送

    日本映画界の才能が結集! 民放のテレビドラマでは成しえない『イノセント・デイズ』の魅力
  • 『カルテット』は語り尽くせない 掲載レビュー全28本まとめ

    坂元裕二脚・土井裕泰演出のドラマ『カルテット』(TBS系)が、視聴者に惜しまれつつも3月21日に最終回を迎えた。作は、松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生の個性豊かな役者陣による好演をはじめ、先の読めないサスペンスフルな展開や各キャラクターの名言が話題となり、今季ドラマの中でも大きく注目された。 また、ドラマ放送時には、次から次へとどんでん返しが起こるストーリーに対して、深読みや考察をする視聴者が続出。最終回が迫る中、ファンの間では様々な憶測や意見が飛び交ったことも記憶に新しい。リアルサウンド映画部では、これまでに各話のテーマや出演者の演技にスポットを当てた記事を多数掲載してきた。その全28を一挙に紹介する。 来年1月スタートのTBSドラマ、 坂元裕二脚『カルテット』に寄せる絶大な期待 『カルテット』が描こうとする“夢と才能”の問題 坂元裕二は現代日をどう切り取る? 松たか子

    『カルテット』は語り尽くせない 掲載レビュー全28本まとめ
  • 『カルテット』は“性愛”をどう捉えたかーー“唐揚げ問題”が示す、新たな家族のカタチ

    カルテットを最後まで見て、このドラマは一体何を書こうとしていたのだろうと、かなり考えた。もちろん、いろんな角度から見ることはできるだろうが、近年の恋愛ものを巡る論争を思い出した。 近年、「女性は恋愛要素がないとドラマや映画を観ない」という思い込みから、恋愛を主軸にしていない作品にも恋愛要素が無理やり入れられたり、恋愛要素で気をひこうとしたりすることが見られる作品は多かった。皆、恋愛が憎いのではない。ダサピンクといって、女性はピンクが好きだろうと、安易にピンクの商品を開発するのと同じで、安易に恋愛要素を入れればいいのだろうと、作り手が消費者を見ていないことに反応しているのだ。 『カルテット』は、恋愛要素も出てきたが、恋愛ものではなかった。それどころか、恋愛が一番大事であり、社会を構成する基ではないという視線が感じられた。それは「唐揚げ」のシーンでわかる。 カルテットドーナツホールのメンバー

    『カルテット』は“性愛”をどう捉えたかーー“唐揚げ問題”が示す、新たな家族のカタチ
  • 『カルテット』最終話で真紀が“こぼした”ものとは? どこまでもグレーな結末を読む

    「こぼれたのかな……内緒ね」。そう言う真紀(松たか子)と鏡越しに視線が交差した瞬間、目を見開いたのはすずめ(満島ひかり)だけではなかったはず。ドラマ『カルテット』は、全てがグレーのまま幕を閉じた。あぁ、なんて行間案件のドラマだったのだろう。 グレーのままでいい、という愛情 疑惑の人となった真紀が、コンサートで演奏しようと選んだ楽曲は『死と乙女』だった。第9話で、真紀にすずめが話した「好きはこぼれる」という言葉をふまえるのなら、こぼれたのは「この曲が好き」という意味かもしれない。だが、義理父の「死」が近くにある真紀は、その選曲に意味があるのではないかと勘ぐられてしまうだろう。 でも、すずめにとって真相はグレーのままでかまわなかった。白黒つけたがるときは、往々にして相手を糾弾したいときだ。味方でいる分には、白でも黒でもそばにいることには変わらない。内緒にしたい秘密があっても「信じてほしい」と言

    『カルテット』最終話で真紀が“こぼした”ものとは? どこまでもグレーな結末を読む
    marief8107
    marief8107 2017/03/29
    カルテットに関する記事を沢山読んだけど、これが一番好き。
  • 吉岡里帆、「人生、チョロかった!」のインパクト 『カルテット』の破壊的演技に寄せて

    そして、最終回前の第9話。金欲しさにノクターンのオーナーである大二郎を色仕掛けに誘うも、大二郎の・多可美に見つかりクビに。別れの挨拶の際には、「多可美さん、どうもありがとう。多可美さんだーいすき」からのハグ。メンバーにはそれぞれ、「真紀さんわたしのことわすれないでね」「家森さん、いつスキーに連れてってくれるんですか?」と続け、別府には「えっと……」と名前が出ず、「別府です」と応えると、かぶせるように「別府さん大好き」。最後には「すずめさん、私と組んで何か大きいこと……」と誘い掛けるが、すずめは首を横に振る。 さすがは元アイドルと言っていいのか、心がこもっていない握手会のような全員の挨拶が終わったあと、有朱はみんなを見渡し、「そうですか」と意味深な一言を放った。この一言は、壊せない4人の結束に対して負けを認めたのか、誰も引き止めないことに対してなのか、はたまたどうせみんな私のことは嫌い、こ

    吉岡里帆、「人生、チョロかった!」のインパクト 『カルテット』の破壊的演技に寄せて
  • 『カルテット』幸福感あふれる最終回に絶賛の声! 早くも“アンコール”熱望も

    後日、メンバーは別荘の卓で、唐揚げを囲む。共同生活の初期の頃、家森が「レモンを絞るのか」問題を提唱した、あの唐揚げだ。メンバーそれぞれは自分の小皿にレモンを取り分け、それぞれに絞るが、家森は不満そうだ。「パセリを忘れるな」というのが、今回の主張である。パセリは好き嫌いもあるし、べるかべないかはそれぞれの問題だ。しかし、やっぱり彩りとしてあったほうがいい。そんなパセリに感謝の気持ちを忘れないようにというのだ。才能がないことに気付き、夢が叶わないことを知り、誰も特に必要とはしないことがわかったとして、それでもひとが演奏を続けること、なにかを表現し続けることに意味はあるのか。その答えは、唐揚げに付いているパセリのようなものなのかもしれない。べるひとはべるし、べないひとはべないけれど、やっぱりあったほうがいいのだ。パセリがあってこそ、唐揚げはより美味しそうに見えるし、なによりパセリは

    『カルテット』幸福感あふれる最終回に絶賛の声! 早くも“アンコール”熱望も
  • 出演者は“踊る”から“歌う”へーードラマ『カルテット』主題歌に用意されていたサプライズ

    一方、歌うこととは無縁のイメージを持つような男声メンバー2人だが、高橋一生は、2015年1月8日放送の番組『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)に出演した際、THE BOOMの「からたち野道」を生披露で歌い上げ、当時ネット上で大きな反響を呼んだ。松田龍平もRIP SLYMEのMC・PESの2012年に発売した1stソロアルバム『素敵なこと』で「OK! MEXICO」にボーカリストとして参加した経験を持つ。今まで歌唱する場面が少なかっただけに、楽曲で披露される彼ら2人の歌声には期待が集まるだろう。 そして、“音楽”が物語の重要な要素となる今作では、インストゥルメンタル・バンドのfox capture planが劇中音楽を担当することが発表されている。ジャズの編成を軸にした彼らの特色であるポスト・ロック、ドラムンベース、ダブステップなどの様々な要素を取り込んだ音楽は、ドラマのストーリー

    出演者は“踊る”から“歌う”へーードラマ『カルテット』主題歌に用意されていたサプライズ
  • 椎名林檎は“大人と嘘”の物語『カルテット』をどう彩る? 主題歌「おとなの掟」を読む

    松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平が主演を務めるドラマ『カルテット』(TBS系)の主題歌「おとなの掟」の配信がスタートした。また、エンディング映像も期間限定で公開となった。 同曲は、ドラマ限定ユニット「Doughnuts Hole」の楽曲としてリリースされ、椎名林檎が作詞作曲を担当。レコーディングメンバーにも、ヒイズミマサユ機、斎藤ネコカルテット、田村優弥、井上雨迩といった、椎名がかねてから共に楽曲を制作してきたメンバーが名を連ねる。椎名自身もドラマを楽しんでいるようで、オフィシャルTwitterアカウント『SR線 椎名林檎オフィシャル』(@Nekoyanagi_Line)でも、たびたび彼女のツイートが投稿されている。 ドラマ『カルテット』は、巻真紀(松)、世吹すずめ(満島)、別府司(松田)、家森諭高(高橋)が弦楽四重奏カルテットを組み、軽井沢で共同生活を営むという設定だ。「嘘

    椎名林檎は“大人と嘘”の物語『カルテット』をどう彩る? 主題歌「おとなの掟」を読む
  • 『カルテット』松たか子の歌声が心にしみる理由 能地祐子が“歌手としての魅力”を探る

    1月からスタートしたTBS系ドラマ『カルテット』。放送中の物語は今、まさにクライマックスを迎えようとしているところなので、ここで内容を詳しく記すのは自粛させていただくけれど。偶然に出会った4人の男女が結成した弦楽四重奏団“カルテットドーナツホール(QDH)”が、冬の軽井沢を舞台に繰り広げる大人のラブ・ストーリー×ヒューマン・サスペンス。とびきりせつないラブ・ロマンスでもあり、軽妙なユーモアがはじけるコメディでもあり、それぞれの秘密が少しずつ明らかになってゆくミステリーでもあり、静かな日常を引き裂くサスペンスでもあり……。松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平。4人の役者が紡ぎ出す人間模様は、彼らが劇中で演じる主人公たちによって奏でられる弦楽四重奏曲のように美しく、複雑で、優しくて、哀しい。 そんなビタースウィートな大人のドラマをより一層盛り上げているのが、番組限定ユニット“Doughnu

    『カルテット』松たか子の歌声が心にしみる理由 能地祐子が“歌手としての魅力”を探る
  • 『カルテット』満島ひかりの演技力は“歌”にも表れている 中島みゆきらカバー曲から振り返る

    ドラマ『カルテット』(TBS系)で、松たか子、高橋一生、松田龍平とともに主演を務める満島ひかり。椎名林檎が作詞作曲を手がけた主題歌「おとなの掟」でも、歌唱を披露している。 満島ひかりが演じる世吹すずめは、巻真紀(松)、別府司(松田)、家森諭高(高橋)とともに弦楽四重奏カルテット「Doughnuts Hole」を組むチェリスト。いつも同じ三角パックの牛乳コーヒーを片手にパジャマで家の中を移動し、どこでも寝てしまう。そしてチェロを持ち4人で音を合わせる時になると、「みぞみぞする」と言って、その派手な色の下を脱ぐ。第一話でのそんな登場の仕方から、どこかマイペースな印象を受けたすずめ。しかし、回を重ねるごとに繊細な一面が表に出てきた。 すずめは幼い頃、“魔法少女”として父親とともにインチキ超能力に関わり、就職してからも、それを理由に会社を辞めざるを得なくなってしまう。お金が底をついた時、真紀の失

    『カルテット』満島ひかりの演技力は“歌”にも表れている 中島みゆきらカバー曲から振り返る
  • 最終回直前!『カルテット』劇伴に込められた“仕掛け”を現役作曲家が紐解く

    現在放送中で初回放送時から大きく話題になっていたTBS系火曜ドラマ『カルテット』が、次回3月21日の放送をもって遂に最終回を迎える。作品の劇伴は、ピアノ、ベース、ドラムからなる3人組のインストゥルメンタルバンド・fox capture planが担当し、サントラ盤に加えて同バンド監修のピアノスコアが発売されるなど、音楽面でも話題になっている。記事では、ストーリーで様々な役割を果たしているクラシック作品についても触れながら、同作の劇伴について幅広く考察していきたい。 インストバンド・fox capture planが手がけた劇伴 はじめに、fox capture planが手がけた劇伴を大きく区分しておこう。 1、ピアノ、ベース、ドラムが主体となったバンドの特徴が出ている劇伴 2、シンセサイザーを主体としたアンビエント風の劇伴 3、ピアノ曲や、そこに木管楽器などが加わったメロディックな心

    最終回直前!『カルテット』劇伴に込められた“仕掛け”を現役作曲家が紐解く
  • 満島ひかりはやっぱり凄かった! 『カルテット』誘惑から涙まで、卓越した演技に絶賛の声

    満島ひかりが昨日1月31日放送のテレビドラマ『カルテット』(TBS)で披露した演技に、ネット上で数多くの絶賛の声が挙がっている。坂元裕ニが脚を手がけ、実力派俳優として知られる松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生の4人が共演することで、熱心なドラマファンから期待されていた同作は、開始3話目にして高い評価を確実なものにしつつある。 昨夜の放送では、満島ひかり演じる世吹すずめにスポットが当てられ、その過去が明らかになるとともに、恋愛模様に進展が見られた。世吹すずめは無職で、主要人物たちが同居生活を送る別荘の中、ひときわモラトリアムな生活に浸りながら、別府司(松田龍平)に密かな想いを寄せている。冒頭で、ライブハウス「ノクターン」店員の来杉有朱(吉岡里帆)から、「告白するのは子どものすること。大人は誘惑してください」と恋愛指南を受けるのだが、そのレクチャーの時点から満島の佇まいは際立っていた。

    満島ひかりはやっぱり凄かった! 『カルテット』誘惑から涙まで、卓越した演技に絶賛の声
  • ラルクからスピッツまで……ザ・キュアーが日本のロックに与えた広くて深い影響 - Real Sound|リアルサウンド

    今回は先月に行われたフジロック・フェスティバル最終日のトリを飾り、全36曲3時間、アンコールだけで40分という超ど級のステージを展開したザ・キュアーを取り上げます。 フジロックのセットリストはこちら キュアーというと2008年以降新作のリリースもなく、日では話題にあがることも少ないので、若い人には馴染みが少ないと思われますが、米英ではいまだアリーナ・クラスの大物ですし、ニュー・ウエーブ以降の耽美的で内向的な英国ロックの流れを語るにあたっては絶対に欠かせないバンドです。 キュアーはポスト・パンクの嵐が吹き荒れる1978年に結成され、1979年にデビュー。初期は極限まで音を削ぎ落したクールでモノクロームなミニマル・ロックでした。 The Cure「A Forest」(1980) それが次第に音がカラフルに、ポップになって、次々とヒット・シングルを飛ばし始めました。この曲は当時のキュアーとして

    ラルクからスピッツまで……ザ・キュアーが日本のロックに与えた広くて深い影響 - Real Sound|リアルサウンド
    marief8107
    marief8107 2013/08/14
    まとめ]知らなかったけど、ちょっと聴いてみて、好きかも。あとで「Play  yotube in the page」で一通り聴いてみます。
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