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2011年12月31日のブックマーク (1件)

  • 課長の告白

    「私は君たちを性の対象としてしか見ることができない。申し訳ない」 そう言って課長は、会議室に集めた女性社員たちに深々と頭を下げた。「課長、頭を上げてください」 女性社員のひとりが声をかけたが、課長は「頭を上げることはできない。当に申し訳ない」と頭を下げ続けた。 「課長、私こんな話聞きたくありませんでした。幻滅です」「私もです」「課長、最低!」 女性社員たちは口々に嫌悪感をあらわにした。「大体どうしてこんなことを……」 それはもっともな疑問だった。しかし課長は頭を下げながら「申し訳ない」と繰り返すばかりで、疑問に答えることはなかった。 「一体何の騒ぎかね、これは」 会議室の入口に部長が立っていた。部長は女性社員に囲まれ頭を下げる課長の姿に眉をひそめた。「説明してもらおうか」 低く威厳のある声が会議室に響いた。しかし課長は頭を下げたまま黙っている。不穏な空気が会議室に漂い始めていた。 「君、

    課長の告白
    marinee
    marinee 2011/12/31
    『それは思春期とか第二次性徴期などと呼ばれるものだ。体が男らしくなり、精通が始まり、異性への興味もわいてくる。それはごく自然なこと』こういう「自然」な言説が弾き出してしまう身体の居場所を確保するには?