会期:6月9日~13日(現地時間) 会場:San Francisco「Moscone Center West」 米AppleによるWWDC(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)が、同社のスティーブ・ジョブズCEOを中心とした基調講演で幕を開けた。本稿では速報として講演の概要と、いくつかのスライドをピックアップして紹介する。 最大のトピックスは、事前に噂されていたとおりに「iPhone 3G」がジョブズCEOによってアナウンスされたこと。iPhone 3Gは、7月11日に全世界一斉に販売が開始される。米国における価格は8GBメモリ搭載モデルで199ドル。従来のiPhoneの価格が、同じ8GBモデルで399ドルであったことを考えると、一気に半値になったことになる。 16GBモデルも用意されて、こちらは299ドル。iPhone 3Gの背面は黒のプラスチ
前回の更新から長い間経過し、すっかり連載も途中で終わったのではと思っていた読者も多いことだろう。そうした読者にはこの場を借りて謝りたい。一時的にWindows Vistaの検証のためにMac OSを離れざるを得なかったためだが、Vistaも製品版がリリースされ、評価用に作っている環境も落ち着いてきた。そろそろ次期Mac OS Xも見えてくる頃。WindowsユーザーのためのMac OS X講座を再開したい。 前回の連載で予告した通り、今回はWindows中心のネットワーク環境においてMac OS Xマシンを利用するための手法を紹介していきたい。 もっとも、実はMac OS XをWindowsネットワークに接続することは非常に簡単だ。Windowsしか使っていないユーザーが、いきなりMac OS Xを使い始めると、いろいろとわからないところもあるだろうが、使いこなすためのヒントはMac OS
ソニー製のリチウムイオンバッテリの回収が止まらない。デル製ノートPCのバッテリ炎上/回収騒動に端を発した問題は、ノートPC各社を巻き込み、とうとうソニー製ノートPCのバッテリ回収にまで至った。 この間、新聞などでは一貫してバッテリ問題をソニー全体の問題、不適切な事後対応といった視点で報道しているが、問題はそれだけではない。ソニー自身の対応にも問題があったことは言及せねばならないが、この問題を伝える側の知識、スキル、モラルなどの低さも、騒動を大きくした原因のように思える。 ●そもそもリチウムイオンバッテリは燃えるもの この連載の中でもリチウムイオンバッテリに関する取材記事を掲載したことがある。この時、取材先の日本IBM担当者が繰り返し話していたのが「リチウムイオンバッテリは、本来、燃えるもの」という話だ。 無機溶剤を用いるニッケル水素バッテリなどは、液漏れを起こしても、異常加熱をしても、発火
いくつかの基本アプリケーションの利用方針が決まったら、次にやることはMac OS X生活を快適に過ごすためのオンラインソフトの収集だ。 すでに動画再生のVLCを紹介したが、それ以外にも定番、あるいは実にMac OS Xらしいと思う、筆者自身が使っているソフトウェアを紹介。さらに今週もWindowsユーザー向けのちょっとしたTipsをお届けしたい。そして来週以降は、Windowsネットワークとの接続性などへと話を移していこう。 と、その前におもしろいネタを仕入れた。本連載を読んでいるのは、おそらくWindowsも使っているユーザーだろう。Windows VistaではMac OS Xと同じように、スリープ時にメモリ保持と同時にHDDへもメモリ内容を記録するモードが加わった。デスクトップではデフォルトでオンになり(スリープ中の停電や電源引き抜き対策)、ノートPCでは無効になって出荷される(設定
先週、久々に日本通信・最高財務責任者の福田尚久氏にお会いした。この連載の読者には“プリペイド方式の無線通信パッケージ「b-mobile」を販売している会社”と紹介する方が分かり易いかもしれない。 福田氏は'93年からアップルコンピュータジャパンに所属し、その後、日本でのマーケティング能力を買われ、スティーブ・ジョブズ氏がAppleにCEOとして復帰した際に米Apple Computer本社のボードメンバーとして招集された人物。その後、Appleが復活への道を歩むことになった戦略の一部も担当していた。製品としては初代の15型PowerBook(Titanium)とiPodの企画、事業戦略面ではApple直営店(その後のApple Store)の基礎を作り、戦略を推し進めた。 同氏の話を聞いていると、なぜ近年のAppleがここまでの見事な復活を果たしたのかが見えてくる。今の若い世代のApple
●同日発表だったVAIOとMacBook 4月16日、またもやソニーとAppleの新製品発表が重なった。2005年の9月8日、両社はデジタル音楽プレーヤーである「ウォークマンA」シリーズと、「iPod nano」をそれぞれ発表したが、今回はソニーとAppleがそれぞれノートPCを含むPCの新製品を発表した。前回と異なるのは、今回はソニーの方が発表順が先立ったこと、そして両社の新製品が直接競合するものではなかったことだ。 先出しとなったソニーの新製品は、Blu-ray Discに対応したノートPC(VAIO type A)とミニタワーPC(VAIO type R)、それから手のひらサイズのモバイルPC(VAIO type U)。方向性は異なるがいずれも「尖った」製品であり、現時点でのボリューム市場を狙った製品ではない。 方向としては、VAIOの将来的なイメージを牽引するような製品群である。タ
●強気の価格戦略は何を意味するのか PLAYSTATION 3(PS3)はHDDを標準搭載し、20GB HDD版が日本では59,800円(税別、税込では62,790円)、米国では499ドルで登場する。E3(Electronic Entertainment Expo)でソニー・コンピュータ・エンタテインメント(SCEI)は、PS3の価格やHDD搭載などを明らかにした。据え置きゲーム機(ゲームコンソール)としては、挑戦的な価格とHDD標準搭載は、何を意味するのか。 発表されたPLAYSTATION 3の発売日と価格。日本では11月11日、20GB HDD搭載モデルで62,790円。北米/欧州に先行して発売される 答えは非常にシンプルだ。PS3はゲームコンソールではなく、エンターテイメントコンピュータとなり、オンライン経由のコンテンツなどの受け皿となり、“ある程度”オープンなプログラミング環境と
PowerPCからIntel Coreへと歴史的な転換を果たしたiMacが先週末から市場に登場し、編集部でも17型モデルを16日に入手した。 Intel Core搭載のMacintoshについては、ハードウェア面からもソフトウェア面からも、注目点が多いが、今回はハードウェアに的を絞ってお伝えしていく。 なお、今回は速報としてマザーボードについてのみお伝えする。お許しいただきたい。 ちなみに、初期設定をすませた状態のiMacの起動時間は約40秒、Windows XPのCDを入れただけでは、Windowsはブートできないことだけは確認した。システムがATのBIOSからEFIになっており、EFI対応OSでなければ起動できないという噂は本当だったようだ。 では、さっそく行ってみよう。
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