定価: 3,960円(本体3,600円) 2021年9月25日刊行 A5判 794頁 草野隆彦[著] ISBN978-4-538-41166-8 日本の雇用システムと労働政策史分析の記念碑 江戸末期に遡って日本の雇用システムの生成を問い、その後の変貌を平成バブル崩壊期まで追尾した、いまは亡き卓越した人材育成政策マンによる渾身の力作。経済史学、経営史学、社会政策学、労働経済学、教育社会学、産業社会学、労働法制史研究などの成果を丹念に渉猟し、日本の雇用システムの変遷と近現代労働政策史の全体像を明らかにした、労働研究者・実務関係者必読の珠玉篇。 東京大学名誉教授 稲上 毅 変革の時代に読まれるべき雇用システムの通史 草野隆彦氏は、欧米を規範とする政策モデルから脱却し、日本独自の人材育成政策を構築し発展させたパイオニア。その著者が、本書で、「日本的雇用システム」こそ、労使がわが国社会経済の実態に即