2014-08-19 日常を彩る 朝まで、ストライクさんとほとんど眠らずにセックスをして彼氏との待ち合わせに遅れる。ひと気のない椿屋珈琲店でカレーを食べてくだらない話をして、映画を観る。休日の朝にふさわしい退屈な映画。暗闇の中でこっそり手を伸ばしてくすぐりあって声を出さずに笑う遊び。 そんな日々を大切に思っていて、それぞれに「あなたは特別、大好きで失うのがこわい」と甘える気持ちにも嘘はひとつもないけれど、でも私は限りなく不誠実なのだと思う。隠す気はさらさらない、私の移り気と後ろめたさは常にだだ漏れだ。それを曖昧に許して、今だけ居心地が良ければいいとでもいう風な彼らも同じくらい不誠実だろうね。 私は結婚したいとも、できるとも思えない。人間として欠陥品だから。何不自由ない「幸せな結婚」をしても、きっとそれは私にとって窮屈な枷としか感じられないだろうと思う。 親は既に私を諦めているふしがあるけれ