スマートデバイスの普及が進み、あらゆるビジネスの主戦場となりつつあるモバイル領域。2014年もさまざまなニュースが世間を賑わせましたが、モバイル業界に精通するジャーナリストの皆さんはどのような点に注目したのでしょうか。今回は松村太郎さんに、今年注目したモバイルニュースや、スマートデバイス、アプリなどを聞きました。 ──2014年のモバイルニュースを3つ選ぶとしたら何ですか。 1.Android陣営内での変化 2014年もますます、Androidが世界的な支配を強めていくトレンドが見られた。販売されるデバイスの85%以上がAndroid、という状況だ。しかしその内訳には変化があった。これまでSamsungが主導権を取ってきたAndroid陣営だが、中国のHuaweiとXiaomiの台頭により、Samsungの販売台数は前年同期比で700万台減少し、32%あったシェアもおよそ8%減らして24.