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ブックマーク / www.ebook2forum.com (4)

  • ePUBに風が吹いてきた

    E-Bookで自国語を表示するというだけの話に、これほど出版界の関心が集まる国はない。専用端末に時間をかけすぎたXMDFにも、なかなか日語実装が出ないePUBにも失望しているのは筆者だけではないだろう。おかげでこの「元年」は、話題だけが盛り上がって終わった。考えてみれば、日語の迷宮は日人にとっての鬼門だった。ここを越えないと21世紀は来ないということだろう。メーカーにとっても、出版社にとっても。それが分かっただけでも、この「幻の元年」は無駄ではなかったのかもしれない。 「潮目が変わった」 11月22日、ePUB日語拡張仕様セミナーが約500名の参加を得て開催された。ePUBへの日語拡張の仕様化作業に関心が集まって1年足らずだが、講演者の一人が「潮目が変わったようだ」と後で感想を漏らしたように、たしかに変わった印象を受けた。それは総務省の松田統括補佐が挨拶を述べたことにも象徴される

  • 150ドルの高性能E-Readerを実現するAチップ

    米国フリースケール・セミコンダクタ社 (Freescale Semiconductor)は3月2日、最新電子ペーパー技術をサポートする高性能E-Reader用の新アプリケーション・プロセッサ i.MX508 を発表した。「E-Readerの価格は、今年150ドルを切るだろう」と同社はコメントしている。最高で2048×1536画素のペーパーのレンダリングをサポートするチップが10ドルで供給されれば、Kindle DXや Plastic Logic (Que proReader)クラスの製品も半額程度になる。たんに「電子書籍端末」と言わず、汎用「ドキュメントリーダー」にとって、これは大きなニュースだ。 性能が2倍、コストは2分の1に 同社のアプリケーションプロセッサ i.MX508 は、800MHzのARMコアをベースとするSoC (System-on-a-Chip)である。レンダリング性能が

  • 米国コンデナスト社の電子雑誌戦略

    瀧口範子氏のDIAMOND連載はじつに80回目となったが、2/3の記事はアップルの iPadを中心に、コンデナスト (Conde’ Nast) 出版社の電子化対応を追っている。昨年末のタイム社のデモもそうだったが、米国雑誌業界は、パッドを基的なターゲットとしながら、従来のWebではやりきれなかった<有料サービスと対話型広告>という領域に踏み込んでいるという印象だ。 リンク記事 「『プラダを着た悪魔』はiPadがお好き?:アップルも一目置くコンデナストの大進化」 by 瀧口範子、DIAMONDonline、2/3/2010 〔連載・ビジネスモデルの破壊者たち 第80回〕 はじめに コンデナスト社の雑誌は、高級ファッション誌 (VOGUEなど) をはじめ、旅行雑誌、料理雑誌、ハイテク (WIREDなど)を含み多岐にわたる。コンテンツの質は高く、富裕層を含む読者層から、広告媒体としてのブランド

  • アマゾンがKindleオープン化へKDK提供

    出版社ハーストのSkiffやアップル iSlate、Google Androidなど、“Kindle以後”のプラットフォームを目ざす動きが加速するなかで、アマゾンは1月20日、アクティブコンテンツを開発・アップロードし、Kindleストアで販売できるようにするための Kindle Development Kit を開発者に提供する意向を表明した。これはAPI (プログラミング・インタフェース)とツール、それにドキュメンテーションをセットにしたもの。来月には限定ベータ版をリリースする。 ついに重い腰を上げた リリースでは、エレクトロニックアーツ社のモバイルゲーム部門の責任者がKindle向けゲームの開発意向を表明しているが、GigaOM のマリク氏 (Om Malik) は、カラー化してスピードアップでもしない限りゲームのプラットフォームには適さない、と疑問を呈する(もっともカラーとスピード

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