2015-11-03 七十億分のたった一人の人に ルーツ ため息をついたら幸せが逃げてしまいます。 幸せを運ぶ天使は逃げ足がとてつもなく速いので、顎を引いていつだって身構えている必要があります。 屋上で幼い姉弟が下を覗いて何か話をしていました。やがて弟はつま先で立ち、そこからニジンスキーのように飛び跳ねて遊びを始めたのです。姉は心配で心配でたまりませんでした。床のない空が一歩先で待ち構えているのだから、当然のことです。なのに怒っても拗ねても宥めても、飛び跳ねる弟を止めることはできませんでした。 私がブログを書く理由はきっと、姉と同じ気持ちになるからです。 世界中のあちこちで、夜中にスマホを眺めている人はいったいどれくらいいるのでしょうか。彼らは液晶に指を滑り込ませたらすべての情報を得ることができると錯覚しています。 しかし寝ている人が脳に沈み込んだ記憶という情報を浮かび上がらせることに比べ